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2021年7月22日 アーカイブ

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今週の見どころ(7/24~7/26)

2021年7月22日(木)

 前週の重賞・旭川記念はセンゴクエースが勝ち、一昨年7月の北斗賞以来となる重賞制覇を果たしています。世代替わりが進んだ今季の古馬路線は、ここまでの重賞3戦の出走馬のべ28頭中26頭が5~7歳で、旭川記念、北斗賞と使われた古豪9歳がセンゴクエース。現役馬で唯一、ばんえい記念を勝っているナンバーワンホースの復活で、さらに盛り上がりそうです。
 なおこの第8回開催から、3歳以上の特別戦での基礎重量が、平場戦の規定重量の20キロ増から30キロ増に増えています。これまでより障害力が勝負を左右することになるかもしれません。

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【第8回開催1日目】
 7月24日(土)のメイン第10レースは、ユリウス特別(B2級-1組・20:10発走予定)

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 通算収得賞金順編成だった前開催にB2級の特別戦は組まれていません。直近の同条件は2開催前の拓成湖特別で、出走馬10頭中、5頭が対戦(1頭競走除外)。そこで最先着の2着だった◎コウテイに注目です。逃げて残り10メートルまでは先頭でしたが、同じ4歳のコウシュハボブに一気に交わされ4秒2差つけられました。しかし同馬にはすでに1組特別戦の経験があり、対するこちらは初挑戦。それでも障害ひと腰から見せ場を作っています。続く前走3組も逃げて2着でしたが、勝ったオオゾラシンスケはもともとA2級で勝ち負けしており、格上的存在でした。コウシュハボブはすでにB1へ昇級しており、同条件2度目の慣れも考えれば押し切れそうです。
 ○カネサスペシャルは、拓成湖特別ではコウテイから2秒9差の3着。障害で体勢を崩しかけましたがすぐに立て直し7番手でクリアすると、素晴らしい切れ味を発揮しました。続く3組も3着まで詰め寄っています。昨春にはA2級の特別戦を勝っており、670キロは苦にしないはず。コウテイからどれだけ離されずに障害を越えることができるかが、逆転へのカギになります。
 ▲オオゾラシンスケは、前走の3組がB2昇級初戦でしたが、障害2番手から早めに抜け出して勝利。逃げて2着だったコウテイとの1秒7という着差以上に強い競馬でした。昨季は7戦のみでしたが、今季は6月の初戦からすでに4戦して2、2、1、1着と充実。特別戦は1年4カ月ぶりで、前走はふた腰だっただけに重量増の克服が課題といえます。
 △アアモンドキーマンは、競走除外だった拓成湖特別を挟んで好走しています。特に評価したいのは除外前のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)で、B2昇級初戦、古馬相手では初の特別戦、乗替わりと不安要素がありながら僅差4着でした。除外後の前走は通算収得賞金順の4組と相手に恵まれたとはいえ、逃げ切っています。今回は初の自己条件の特別戦で相手強化。660キロも軽くはありませんが、障害が安定している近況から軽視できません。

【第8回開催2日目】
 7月25日(日)のメイン第11レースには、とかち桂冠賞(3歳以上オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 今開催のオープン特別戦の基礎重量は710キロですが、ここはオープン690キロのクラス(重量格)別定重量戦。今季1勝につき5キロが課される特殊な条件です。A級の3頭中2頭は5勝しており、とくにマルミゴウカイは705キロと、1勝のオープン馬メムロボブサップ、キタノユウジロウより10キロも重量が重くなっています。
 注目は◎メムロボブサップです。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念2着、北斗賞3着と今季の重賞でいずれも上位争いしている実力馬が695キロで走れるのは断然有利。2走前の天の川特別(オープン・A1級-1組混合)は同じ695キロで2着でしたが、690キロで逃げ切ったアアモンドグンシンは今回700キロで、こちらが5キロ軽くなります。逆転が濃厚でしょう。
 ○キタノユウジロウは、今季1勝が6月の北斗賞。障害を先頭で越え、併走していたミノルシャープを振り切ったかと思えば、メムロボブサップに食い下がられ、ゴールではマツカゼウンカイの追撃を1秒4差しのいでいます。一言でいえば"逃げ切り"ですが、厳しいレースをモノにしたのは評価できます。賞金ハンデを課されてからの天の川特別9着、旭川記念5着でしたが、ここは重量比較で有利です。
 ▲センゴクエースは、ミントスポット杯(オープン・A1級-2組混合)、旭川記念とも末脚を生かすレースで2連勝中。今季の始動は6月と遅くなったものの、昨季の初夏は障害での手間取りが目立ち、旭川記念を回避していたことを考えれば、状態面は雲泥の差といえます。700キロは恵まれており、連勝を伸ばす可能性も。
 △アアモンドグンシンは目下1、3着ですが、昨季以降3戦続けて馬券に絡んだことはなく半信半疑です。

【第7回開催3日目】
 7月26日(月)のメイン第11レースは、ルビー特別(A2級-1組・20:10発走予定)。出走10頭中6頭が前走さざなみ特別で対戦しています。

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 ◎ミノルシンザンは、2走前のA2級-2組平場戦を障害3番手から抜け出して勝利。10番人気の評価を覆し今季初勝利を挙げました。前走のさざなみ特別(A2級)では、好位でレースを進め、障害を3番手でクリアすると、逃げ切ったトワトラナノココロから5秒9差の4着と善戦しています。今回は上位2頭が不在となり、楽に追走できそう。メンバー最先着3着ノエルブランとはコンマ7秒差。前回より10キロ増となる重量さえこなせれば勝機は十分といえます。
 ○ノエルブランは、今季ミノルシンザンとは4度対戦し、特別戦ではすべて先着しています。さざなみ特別では障害2番手から粘れずも、勝ち馬不在のここはマイペースが可能。巻き返しがありそうです。
 ▲ヤマトタイコーは、さざなみ特別不出走で前走は層雲峡特別(A1級混合)を使われ2番人気で5着。しかし格上のオープン、A1級との混合だっただけに、良い経験になったはずです。今季A2級同士の特別戦では2戦とも2着と好成績で、5月のつつじ特別(1組)ではミノルシンザン(8着)に先着。粘り込みも一考です。
 △ブラックサファイアは、3走前のジュノー特別(A2級)では670キロで豪快な追い込みを決めて勝利。障害は三腰かかりましたが、ミノルシンザン、ノエルブランを破っています。680キロだったさざなみ特別では余分な腰を使って追い上げたものの5着。さらに10キロ加増となる今回は連下に留めておきます。

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