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2021年4月21日 アーカイブ

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今週の見どころ(4/23~4/27)

2021年4月21日(水)

 今季のばんえい十勝は、4月23日(金)から27日(火)までの5日間開催で幕を開けます。今季からオープンが番組賞金720万円以上に変更されており、第1回開催では13頭。3月のばんえい記念を制したホクショウマサル、センゴクエースを除く一線級メンバーは、初日メインのスプリングカップへ出走を予定しています。
 なお第1回開催の1走目は通算収得賞金順での編成です。

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【第1回開催1日目】
 4月23日(金)のメイン第10レースには、スプリングカップ(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 ◎アアモンドグンシンは、昨年6月の北斗賞で2着があります。しかしその後は5カ月、3カ月と2度休養し、3月に復帰すると平場戦で2連勝。オープン-3組、A1級との混合と相手に恵まれたのは明らかですが、調子を取り戻したようです。過去2回のスプリングカップは8着と9着ですが、19年は4歳と若く、しかも2、3歳シーズンにはあったセン馬10キロ減がなくなった。20年はばんえい記念で競走中止明けと敗因は推し量れます。充実期の6歳で好調をキープして臨む今年は結果が求められます。
 昨年のこのレースは、前年にばんえいダービーを制した4歳馬メムロボブサップが3着。今年も昨季のダービー馬○キョウエイリュウが参戦してきました。18~20年とスプリングカップを3連覇していたコウシュハウンカイに加え、オレノココロも引退し古馬オープンは手薄。村上章騎手が初騎乗ですが、4歳の10キロ減を生かせば好勝負が見込めます。
 5歳二強の▲メムロボブサップ△アオノブラックも当然有力。若馬10キロ減はなくなりますが、昨季オープン-1組特別戦で勝利があり、1000万円近い賞金を稼いだ実績は、このメンバーでも互角以上です。
 △ミノルシャープは、スプリングカップで2年連続2着と好成績。ばんえい記念初挑戦の疲れがなければ今年も上位をうかがいます。

【第1回開催2日目】
 4月24日(土)のメイン第10レースには、卯月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦で7頭立て。第1回開催は過去3シーズンの収得賞金順による編成のため。降級馬を狙うのが定石といえます。
 ◎ノエルブランは、昨季初戦ではA2級-1組の特別戦で障害をひと腰でクリアし3着に逃げ粘っており、A1級時代には3勝をマーク。10月のオープン昇級後は掲示板に載れませんでしたが、3クラス下がってのB1級スタートは恵まれています。
 ○ココロノタカラは、2月にはじめてA1級-1組特別戦を勝つと、3月には明け7歳にして初のオープン昇級。1月のA1級-1組の特別戦では馬場水分1.0%で連対を果たしており、高重量でも馬場を問わなくなっているのが出世の要因といえます。こちらも降級は有利です。
 ▲ホクトシンバは、A1からA2への降級でさほどクラス利はありません。しかし、シーズン初戦では、16年1着、17年3着、18~20年1着と春先から結果を残せるタイプといえます。
 △カネゾウは、オープンからの降級ですが、過去最高負担重量での勝利が735キロと荷物の面で限界がありそう。その点、特別戦とはいえ660キロで臨める今回は巻き返しを狙います。

【第1回開催3日目】
 4月25日(日)のメイン第10レースには、青葉特別(A1級混合・20:15発走予定)が行われます。

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出走7頭すべて昨季オープン格付で、うち6頭がA1へ降級しています。
 注目は、唯一のオープン馬◎ゴールデンフウジン。昨年10月の狩勝賞(オープン-1組)でオレノココロを振り切って勝利するなど、昨季のオープン戦で3着以内が多数。降級6頭のうち4頭は若馬の減量がなくなる5歳で、ほか2頭は直近の連対がA1級との混合戦。クラスハンデ10キロを課されてもチャンスは十分で、19、20年に続く青葉特別3連覇が期待できます。
 ○ウンカイタイショウは、狩勝賞で逃げて3着に健闘していました。前走のA1級混合戦では、カンシャノココロ(今回は出走回避)に逃げ切りを許しましたが、しっかり歩いて2着は確保。青葉特別では2年連続2着で今年もゴールデンフウジンとのワンツーなるか。
 ▲コマサンブラックは、2月のウインターカップ(オープン)で2着に好走。残り30メートルでは2番手でほぼ横一線だった4頭から抜けて、今回出走している5歳馬4頭中最先着を果たしています。
 △ジェイエースの前走スターライト特別(5歳オープン)での4着は今回の5歳馬では最先着。乗替わりでも昨季のリーディング阿部武臣騎手なら文句はありません。

【第1回開催4日目】
 4月26日(月)のメイン第10レースには、ミズバショウ特別(A2級・20:05発走予定)が行われます。

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 オープンからの降級馬が2頭おり、◎アフロディーテに期待します。古馬女王を決めるヒロインズカップで、20年1着、21年2着という強豪牝馬。前走の特別戦では、障害を2番手で越えながら伸びきれませんでしたが、5着と牡馬相手のオープンでもメドの立つ走りをしています。強調すべきは、『牝馬限定の重賞・特別戦の収得賞金額は番組賞金に半額加算』という規定により、A1級ではなくA2級で走れること。次開催の重賞・カーネーションカップへ向け勝って勢いをつけたいところ。
 重量10キロ減がある4歳は3頭出走していて、なかでも○ブラックサファイアに注目します。2着だった前走のクリスタル特別(4歳オープン)で見せたような末脚が武器。成績にムラがあるのは障害に不安があるためで、一気に負担重量が軽くなる春競馬なら信頼度は高そうです。
 ▲ハクタイホウは、シーズン初戦が19年7月、20年6月だっただけに、開幕週から登場する今年は順調な調整を経てきたことがうかがえます。昨季終盤は障害で苦戦続きでしたが、オープンから降級し相手関係は有利。巻き返しに期待できます。
 残りの4歳2頭では、ヤマトタイコーは今季からセン馬10キロ減がなくなるため、△カイセドクターを上位視。1月の白雪賞(4歳オープン)ではブラックサファイアと1着同着があります。

【第1回開催5日目】
 4月27日(火)は、第3~第9レース、第11レースが23日(金)との2走使い戦となります。メイン第10レースには、水晶特別(B1級-2組・20:05発走予定)が行われます。

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 ◎ブチオは、ここ2シーズンでは最終開催でオープンに昇級し、年度替わりで降級。今年は3クラス下がってB1級スタートとなります。昨季終盤は軽めの馬場で好成績を残しましたが、5月には660キロのA2級-1組(馬場水分0.5%)、6月には670キロのA2・B1級混合(同0.4%)のともに特別戦を好位から抜け出して完勝。負担重量が軽ければ馬場は問いません。
 ○シンエイボブは、12月に牝馬の準重賞・レディースカップを勝ちオープン昇級後は掲示板内を確保するのが精いっぱい。とはいえA1級時代に自己条件の特別戦で1勝、3着2回、4着1回という安定感を考えれば、ここなら実力上位です。
 ▲ゴールドハンターはただ1頭の4歳。障害離れた8番手クリアから3着まで伸びた3月のポプラ賞(4歳・5歳混合)が印象的でした。A2級からB1級に下がるのはさほど有利とはいえませんが、昨年8月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で、ハンデ差はあったとはいえ、メムロボブサップ、アオノブラックをしりぞけ重賞初制覇を飾っているキャリアも侮れません。
 △センリョウボスには、前走A1級-1組の特別戦を勝っている勢いがあります。2着アアモンドヒューマ、3着オールラウンダー(ともに現A2級)との着差はわずかでしたが、手ごたえには余裕がありました。A1級で通用する手ごたえをつかんでの降級だけに、見せ場以上が期待できます。


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