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2020年12月 3日 アーカイブ

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今週の見どころ(12/5~12/7)

2020年12月 3日(木)

帯広競馬場の開場について

 12月6日(日)のメインには、3歳女王決定戦・ばんえいオークスが組まれています。2歳シーズンの黒ユリ賞を制したエンゼルフクヒメは、その後5カ月休養。7月の復帰後は、3歳二冠や、4歳混合のはまなす賞など牡馬の一線級相手に揉まれています。黒ユリ賞2~5着馬とは、それ以来約10カ月ぶりの対戦。黒ユリ賞に不出走だった2頭は、2歳の産駒特別を除けば初の特別戦・重賞挑戦です。現在の格付か上昇度か、エンゼルフクヒメ以外にとっては初となる670キロの重量だけに馬体重を重視し予想する手もあるでしょう。

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【第17回開催4日目】
 12月5日(土)のメイン第10レースには、摩周湖特別(A2級-1・組決勝・19:25発走予定)が行われます。
 ◎アオノゴッドは昇級後2連勝で北海道競馬記者クラブ特別(11月23日・1組)を制している4歳の実力馬。1組予選は1番人気で4着でしたが、勝ったアアモンドヒューマは北海道競馬記者クラブ特別が4着とはいえ、接戦の2着争いを演じており、4秒2差なら力負けとはいえません。前走より3、4歳馬が少なく、重量が増える特別戦なら流れにも乗りやすく、近走同様の末脚を発揮できれば勝機はあります。
 ○ジェイエースも4歳馬で、2組予選まで3連勝中。前走は急な転厩にも戸惑わず、しっかりと力を発揮しました。気温が下がって本来の調子を取り戻しており、互角の評価ができます。
 ▲アアモンドヒューマは1組予選では、障害を降りて先頭に立ったコマサンブラックを最後にとらえ、同タイムながら勝利をモノにしました。近2走は障害のキレが戻っており、ここもチャンスです。
 その△コマサンブラックは、平場戦は別定5キロ増のところ、特別戦では10キロ課されてしまいます。ひと押し足りず5着だった北海道競馬記者クラブ特別のように、ゴール前が混戦になると不利かもれません。

【第17回開催5日目】
 12月6日(日)のメイン第11レースは、BG1・第45回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:25発走予定)。定量670キロで3歳女王を争います。2月の黒ユリ賞を勝った2歳シーズンの女王エンゼルフクヒメがB2級で格付最上位。以下、同3着アバシリルビーなど2頭がB3級で、同4着ニセコヒカルなど5頭がB4級、同2着アヴエクトワなど2頭がC1級。10頭にハンデ差がつかず、クラスが上の馬が人気を集めそうです。
 ◎アバシリルビーは、黒ユリ賞では逃げて3着。ハイペースで先行したのが祟ってか、スタミナが持ちませんでした。しかし馬場が落ち着いた3月の福寿草特別(3歳牝馬オープン)は障害3番手から先行2頭を並ぶ間もなく抜き去って楽勝でした。目下6戦連続連対と充実ぶりがうかがえます。エンゼルフクヒメとは黒ユリ賞以来の対戦ですが、当時とは馬場が変わりそう。逆転も可能でしょう。
 ○エンゼルフクヒメが追い込みを決めた黒ユリ賞では、コンビを組んだ中山直樹騎手がデビューから23年目で重賞初制覇を果たしたのが記憶に新しいところ。今季は7月から始動。牡馬相手の重賞では苦戦し、自己条件B2級では勝ち切れていませんが、近走も差し脚は見せています。アバシリルビーに簡単に女王の座を渡すわけにはいきません。
 ▲コウシュハハイジーは、出走メンバー中今季最多の5勝をマークと地力強化しています。しかし黒ユリ賞はメンバー最小体重で8着、今回も前走946キロは最軽量の体重。力の要る馬場と初の670キロが克服できれば、ここでも侮れません。
 △ニセコヒカルは、2006年のばんえい菊花賞馬エメラルドを母に持つ良血馬。△ヒメトラマジックも障害が安定しており二強に迫るシーンがあっても驚けません。

【第17回開催6日目】
 12月7日(月)のメイン第11レースは、トドワラ特別(B1級-1組・19:20発走予定)。テンノイノリが出走を回避し、8頭立てで争われます。
 ◎ヤマトテンリュウは、前走の十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)で障害3番手から抜け出し、特別戦での通算初勝利を挙げました。今回は、前走から大きくメンバーが変わりますが、据え置きの715キロで臨めることから再現に期待です。
 相手は十勝岳特別には不出走だった馬が有力。○ジェイセリナは、前走のクインカップは初の負担重量となる690キロ。それでも障害4番手から追い上げ、1秒8差2着の好内容でした。障害で転倒した3走前を除けば、5戦続けて連対中と好調。B1昇級初戦が特別戦と条件は厳しいものの、首位争いも十分です。
 ▲コマサンエースは、ペルセウス特別(10月17日)、羊蹄山特別(11月9日)とB1級-1組の特別戦で続けて僅差の2着。羊蹄山特別では4着ヤマトテンリュウに先着しています。前回のB1級-1組平場戦は出走取消となりましたが、その影響がなければ上位争いに加わってきそうです。
 △ブラックサファイアは、ペルセウス特別ではゴール前でコマサンエースをとらえて快勝しています。しかし続くばんえい菊花賞では700キロで10着、前走のB1級-1組平場戦は6着だったのは気になるところ。とはいえ3歳馬は自己条件の特別戦では20キロ減となるのが有利。変わり身があるかもしれません。

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