ジェイカトレアが3歳女王の座に
12月8日(日)は重賞・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のジェイカトレアが優勝。今年2月の黒ユリ賞以来となる重賞2勝目となりました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.サクラユウシュン(670) 12.7
2.ハイトップフーガ(670) 48.8
3.ヒメトラクイーン(670) 15.6
4.クイーンヴォラ(670) 28.7
5.ジェイセリナ(670) 31.8
6.ジェイカトレア(670) 1.5
7.ヤマサンブラック(670) 5.9
8.アアモンドラッシュ(670) 51.0
9.アアモンドノース(670) 6.4
10.ドルバコ(670) 68.5
今年2月の黒ユリ賞を制しているジェイカトレアが1.5倍で堂々の1番人気。前走自己条件で2着に18秒4差をつけて圧勝したヤマサンブラックが5.9倍で2番人気、目下3連勝のアアモンドノースが6.4倍の3番人気。以下、前走自己条件2着と復調気配のサクラユウシュン、近走大崩れが少ないヒメトラクイーンが続きました。
馬場水分は2.3%。ヒメトラクイーンが第1障害を越えた勢いで先行すると、ジェイカトレア、アアモンドラッシュ、サクラユウシュンらが追走。最後方のジェイセリナを除いてほとんど差のない展開になりました。前は差がなく、ジェイカトレアがわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで61秒というペースでした。
ジェイカトレアが果敢に仕掛けるとスンナリ先頭で通過。ほとんど差のなく仕掛けたクイーンヴォラ、アアモンドラッシュもひと腰で続き、ハイトップフーガ、ヤマサンブラックも立て直してそれぞれ障害を4、5番手でクリアします。
先頭で障害を越えたジェイカトレアは、力強く歩を進めると、後続を寄せつけず、危なげのない勝利で重賞2勝目。2番手のクイーンヴォラは、アアモンドラッシュに詰め寄られるシーンもありましたが、最後まで止まることなく歩き切って2着を確保。アアモンドラッシュが3着に入りました。
勝ったジェイカトレアは、断然人気に応えて見事3歳女王の座に。同世代の牝馬相手では力が違うところを示しました。牡馬相手でもばんえい大賞典で5着、4歳馬相手のはまなす賞で4着など健闘していることから、ばんえいダービーを含めた今後の重賞戦線での活躍が期待できるでしょう。
藤野俊一騎手「今回の重量(670キロ)は一度経験したこともあり、強い競馬ができたと思います。あまり馬場が軽くなると違う馬がくると思っていたので、その辺は少し心配していましたが、展開も良く、前めでの競馬ができました。第2障害でもかなり余裕があり、障害を降りた時点で勝利を確信しました。馬体が大きい馬なので、まだこれから成長すると思います。これからも応援よろしくお願いします」