早いもので今季のばんえい競馬も最終週。今季もいろいろなドラマが生まれました。最終週の目玉は何といっても24日(日)のメイン第9レースに組まれているBG1・ばんえい記念。人気が予想されるオレノココロは3連覇の偉業を達成するのでしょうか。なお、16年の優勝馬フジダイビクトリーはこれが引退レースとなっています。
最終週もお楽しみください。
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【第26回開催4日目】
3月23日(土)のメイン第10レースは、桜月特別(A1級・18:10発走予定)。
目下3連勝の◎ホクショウユヅルが主役でしょう。前走とかちえぞまつ特別(A1級-1組)では、A1昇級初戦でしたが、逃げ切って勝利。止まりかけのひと腰でしたが、賞金ハンデが5キロ増えても4連勝に期待です。
○カイシンゲキは、前走A1級-1組・2組決勝混合では展開が合わず7着に敗れましたが、障害はひと腰とスムーズに越えています。もともとはオープンで勝ち負けしていた実績上位の存在。きっかけひとつで勝ち負けになるでしょう。
同じ前走で4着と先着している▲ホクショウメジャーは、勝ち切れない面があるものの、大崩れしていないのが魅力。2走前のとかちえぞまつ特別(A1級-1組)では45キロと一気の増量がこたえたか、障害で手間取って5着。しかし終いはしぶとく伸びて、ホクショウユヅルとは6秒0差と格好はつけています。当時と同じ770キロの今回は重量慣れが見込め、巻き返してきそうです。
△ホクショウマックスは、ホクショウメジャーらと同じ近2走を使われ、4、2着と好走しています。展開次第では圏内でしょう。
【第26回開催5日目】
3月24日(日)のメイン第9レースは、BG1・第51回ばんえい記念(17:15発走予定)。負担重量・定量1トンによる古馬最強馬決定戦です。
◎オレノココロは、ばんえい記念初挑戦だった17年、18年と連覇しており、1トン競馬で無類の強さを誇っています。前走白樺賞(オープン-1組)は5着も、障害に重点を置いたレース内容と悪くはありませんでした。近3走では勝ち切れていませんが、重いハンデがこたえた面もあるだけに、1トン定量戦に替わる今回は豪脚一閃で3連覇が有望でしょう。
16年ばんえい記念優勝馬○フジダイビクトリーは、同じ前走では障害をひと腰先頭から粘れずも、勝ち馬センゴクエースとは1秒8と僅差の3着。近走ではハンデが軽かったのもありますが、6戦連続3着以内と安定感抜群。昨年の当レースでも2着とこの条件との相性も良いだけに、引退レースでチャンスは大いにあるでしょう。
▲コウシュハウンカイは、前走白樺賞(オープン-1組)8着を含め、年明け後の4戦はすべて5着以下ですが、今季も重賞を3勝しており実績は上位の存在。ばんえい記念では16年の初挑戦から3、5、3着と善戦止まりなだけに陣営のここに懸ける思いは確か。定量戦に替わって巻き返しに期待です。
△センゴクエースは、前走で前述の有力馬3頭を下し勝利していますが、ばんえい記念初挑戦と1トン競馬は未知のぶん連下評価に。しかし、年始の帯広記念では、910キロの重量で勝ち馬オレノココロとはコンマ1秒差の2着と好走しているだけに侮れない存在です。