今季のばんえい十勝も残すところ1開催5日間となりました。最終日となる来週24日(日)のメインには、ばんえい競馬の総決算であるBG1・ばんえい記念が組まれています。なお、ばんえい記念当日は帯広競馬場でのイベントが盛りだくさん。お近くの方は是非、生で観戦してください。
また、今週の17日(日)のメインレースには、ばんえい記念へ出走しないオープン馬が多数出走する陽炎特別が組まれています。こちらにも注目していきましょう。
※ばんえい記念当日のイベントはこちら
【第26回開催1日目】
3月16日(土)のメイン第10レースは、アクアマリン特別(B1級-1組・18:05発走予定)。
◎ゴロウマルは、前走B1級-2組を含め、B1級昇級後は3戦連続連対と能力上位の存在。2走前の深雪特別(B1級-1組・2組決勝)では、勝ち馬がホクショウマサルと別格でしたが、2着争いを制した内容は良かっただけにここでも勝ち負けになるでしょう。
○ノエルブランは、近2走のB1級-1組平場戦が3、2着。ともに障害を先頭で通過し複勝圏内に粘り込んでいます。昨年3月にはB2級ながら730キロで2着と好走しており、735キロにも対応できそうなだけに好勝負を期待です。
▲ブラックダンサーは、ノエルブランと同じ近2走では、ともに6着と上位争いに加われていませんが、決め手は確かなだけに展開次第では台頭可能です。
△ホクトシンバは、5着だった前走B1級-1組では障害で止まってしまいましたが、腰の入りはよくふた腰で通過と修正しているだけに、特別戦替わりでも食い込みはあるでしょう。
【第26回開催2日目】
3月17日(日)のメイン第10レースは、陽炎特別(オープン混合・18:00発走予定)。A1級からはカネゾウ、サカノテツワンの2頭で、残り8頭がオープン馬という10頭立てです。
◎マルミゴウカイは、前走白樺賞(オープン-1組)では、障害をふた腰でまとめると勝ち馬センゴクエースとはコンマ7秒差の2着に好走。今回は相手関係が一気に楽になるだけに、昨年9月の岩見沢記念以来となる勝利に期待がかかります。
○キンメダルは、前走弥生特別(オープン-2組混合)では、コウリキの2着に敗れましたが、障害を先頭で通過からコンマ6秒差に粘り込んでいます。6戦連続3着以内と条件を問わず安定しているのが魅力だけに、ここでも大きくは崩れないでしょう。
その▲コウリキは、前走ではキンメダルから離れた2番手で障害を通過すると、計ったように差し切って勝利と決め手が光りました。ただ、展開がはまった感もあるだけに、スムーズに障害を越えられれば出番がありそうです。
△フナノクンは、前走白樺賞(オープン-1組)では4着も、昇級初戦を考慮すれば上々の内容。相手緩和になるだけに前進も十分あるでしょう。
【第26回開催3日目】
3月18日(月)のメイン第11レースは、ブラッドストーン特別(B1級-2組・18:10発走予定)。
◎キタノサカエヒメは、5着だった前走B1級-2組では障害で止まりましたが、腰の入りが良く三腰でまとめており、2走前から良化したと言える内容でした。初の715キロですが終いの脚は確実に使うタイプだけに、相手緩和になる今回は勝ち負けが十分でしょう。
○タナボタチャンは、前走B1級-3組では障害前でじっくり息を入れたこともあって、ひと腰通過から伸びて3着に追い込んでいます。特別戦と前走から30キロ増えた725キロになりますが、前走よりペースが落ち着きそうなだけに、障害次第では好勝負になりそうです。
▲ホクショウサスケは、前走B1級-1組の9着を含め精彩を欠く近況ですが、時計がかかる特別戦替わりは歓迎。地力では上位の存在だけに、障害次第ではチャンスはありそうです。
△マツノテンリュウは、3走前には障害で大きく手間取りましたが、2走前のB1級-3組、前走のB1級-2組では、ともに障害をひと腰で通過して4着。内容が良化しているだけに侮れない存在です。