今週のばんえい十勝は8日(火)、9日(水)、12日(土)、13日(日)、14日(祝・月)の変則5日間で行われます。年度末までは原則、薄暮開催(最終レース18:45発走予定)で競馬が行われます(※詳しくはこちら)。
前開催の帯広記念ではオレノココロが勝利し、カネサブラックの持つ重賞最多勝記録に並びました。また、天馬賞ではメジロゴーリキがばんえいダービー以来となる重賞2勝目を挙げています。
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【第21回開催1日目】
1月8日(火)のメイン第10レースは、ガーネット特別(A1級-2組混合・18:05発走予定)。出走馬9頭中6頭は前走ニューイヤーカップ(A1級混合)組。同レースでは先行したタカラシップが障害もひと腰にまとめると悠々と逃げ切って勝利。10秒3差の2着にはニシキエーカンが入り、ホクショウメジャーが3着でした。
3連勝中◎タカラシップが当然の主役。前走は特別戦替わりでも2着馬に10秒3差をつける完勝。出走馬の過半数が前走で負かした相手なら賞金ハンデ5キロ加増でも4連勝が濃厚でしょう。
同3着○ホクショウメジャーは、前走障害を越えるのに三腰要しましたが、元々は障害が得意なタイプ。前走と同重量で臨めるのもプラスで連争いは十分可能でしょう。
同9着▲カイシンゲキは、昨年8月以降は大敗が続いていますが、実績、地力ともに上位。競走除外明けをひと叩きして上積みも見込めるだけに変わり身を期待です。
同2着△ニシキエーカンは、障害次第な面がありますが、決め手は確か。ふた腰でまとめた前走の再現ができれば上位争いに加わるでしょう。
【第21回開催2日目】
1月9日(水)のメイン第11レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:05発走予定)。
出走馬10頭中9頭は12月2日に行われた3歳女王決定戦・ばんえいオークス(定量670キロ)に出走しており、ミスタカシマが14秒7差をつける完勝。2着にアフロディーテ、3着にクイーンドリーマーがそれぞれ入りました。今回はミスタカシマがトップハンデ700キロに対し、他9頭が660キロとなっています。
トップハンデでも◎ミスタカシマの実績を評価。他の馬とは40キロの重量差はありますが、ナナカマド賞、ばんえい菊花賞と牡馬やセン馬相手の重賞を制しており、同世代の牝馬同士なら別格の存在。前走のばんえいダービーは馬体を減らしての4着だっただけに、馬体が戻れば首位有望でしょう。
○クイーンドリーマーは、ばんえいオークスを最低人気で3着と好走すると、近3走では連続3着と充実ぶりがうかがえます。障害次第な面がありますが、決め手は良いものを持っており、上位争いに期待です。
▲カネササクラは、ばんえいオークス5着後も善戦止まりでしたが、前走のB4級-2組ではコンマ5秒差の2着と復調気配。同型との兼ね合いはありますが、自分のペースで行ければ上位進出は十分あるでしょう。
メンバー中唯一ばんえいオークスに出走していない△ジャスミンガールは、B4級に昇級後は未勝利ですが、上位争いを続けているだけに警戒が必要です。