10月28日(日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。今季の古馬重賞は夏までの4戦はコウシュハウンカイとオレノココロが2勝ずつ分け合う形となっていましたが、前回の岩見沢記念では5歳馬マルミゴウカイが優勝し、古馬戦線の勢力図にも少し変化が。上記3頭を含め、重賞戦線で活躍している好メンバーが揃った一戦をお楽しみください。(※マルミゴウカイは回避しました)
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【第15回開催1日目】
10月27日(土)のメイン第10レースは、端野峠特別(B1級-1組・20:10発走予定)。
◎センリョウボスは、近3戦では差のある敗戦が続いていますが、前走は馬体を増やして5着と進境をみせています。4走ぶりにコンビを組む阿部武臣騎手とは、7月以降7戦5勝、2、3着各1回の好相性。近走の成績から人気薄が予想されますが、一発の可能性は十分秘めています。
○ホクショウサスケは、障害に課題があり、成績にムラがありますが、前走を障害3番手通過から直線突き抜けて快勝したように決め手は抜群。特別戦と斤量が加増されて先行馬が止まる展開なら持ち前の決め手を前面にまとめて差し切るシーンまで。
▲センショウニシキは、近走先行力と障害が安定。前走ではコンマ7秒差及ばずの2着でしたが、現在8戦連続連対と抜群の安定感を誇っています。終いの脚が甘くなるタイプだけに決め手勝負に持ち込まれると分が悪いですが、近走の充実ぶりから連争いは十分ありえます。
△ノエルブランは、決め手を欠くものの、先行力と障害力を兼ね備えているため今季すべて掲示板内を確保。今回も大崩れするシーンは考えにくいです。
【第15回開催2日目】
10月28日(日)のメイン第10レースは、BG2・第39回北見記念(20:10発走予定)。基礎重量850キロから、今季の収得賞金130万円につき10キロずつ加増となる別定重量戦。重賞を各2勝しているコウシュハウンカイ、オレノココロが20キロ増の870キロ、重賞で2着2回など善戦続きのセンゴクエースが10キロ増の860キロでの出走です。
仕切り直しの一戦となる◎コウシュハウンカイに注目です。前回の岩見沢記念は左後肢フレグモーネの影響で出走取消となりましたが、今季はここまで8戦6勝、2着1回とほぼパーフェクトな内容。唯一馬券圏外になったばんえいグランプリでは、人気が一本被りで他馬からのマークも厳しかった様子。それでも障害はひと腰で越えていますからやはり能力は相当なもの。前回の出走取消の影響でマークが緩くなれば逃げ切りが濃厚です。
○フジダイビクトリーは、持久力勝負を得意とするだけに、基礎重量850キロの舞台は大歓迎。5着だった前走では障害に手間取りましたが、元々は障害を苦にするタイプではないだけに反撃十分。昨季、今季ともに重賞勝利はないだけに2015年度ばんえい記念優勝馬の復活に期待です。
▲センゴクエースは、今季14戦してすべて4着以内と安定した成績を残しているものの、3勝に対し、2着6回、3着3回。詰めひと息な面は否めません。しかし今回は、近2走のオープン特別を連勝と勢いに乗っているだけに逆転のシーンまでありそうです。
△オレノココロは、ばんえいグランプリを完勝したように地力は断然ですが、障害に課題があり、脆さもあります。前走の岩見沢記念でも見せ場なしの4着に敗れているだけに今回は軽視しますが、実力的にこのメンバーなら外せないでしょう。
【第15回開催3日目】
10月29日(月)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1級・20:05発走予定)。前開催に行われたペルセウス特別(A1級-2組)の出走馬が多数を占める一戦です。
◎コウリキはペルセウス特別が圧勝。障害先頭通過から、直線では脚色衰えることなく押し切っています。決め手は十分だけに前走のように早めに障害を通過できれば連勝が濃厚です。
3着○フナノクンは、ゴール前こそ脚色が鈍りましたが、障害4番手通過から末脚を伸ばしています。障害を得意とするだけに先行馬について行ければ逆転のチャンスは十分あります。
6着▲ニシキエーカンは、障害で膝を折ってしまい見せ場なく敗れてしまいましたが、決め手は一番。障害に課題はありますが、ふた腰以内にまとめられれば好勝負必至です。
△カイシンゲキは、近2走はともに9着と大敗を喫していますが、3、4走前にはA1級混合で連勝しているだけに変わり身があってもおかしくはありません。