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2018年9月17日 アーカイブ

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9/16岩見沢記念回顧

2018年9月17日(月)

マルミゴウカイが古馬重賞初制覇!

 16日(日)は重賞・岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のマルミゴウカイが優勝。世代限定重賞6勝の実績馬が、初めて古馬重賞を制し、名実ともにトップホースの仲間入りを果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.ホクショウディープ 130.3
 2.マルミゴウカイ 5.2
 3.キサラキク 22.0
 4.トレジャーハンター 113.1
 5.フジダイビクトリー 13.8
 6.センゴクエース 6.9
 7.コウシュハウンカイ 出走取消
 8.オレノココロ 1.2
 9.ソウクンボーイ 82.5

 コウシュハウンカイが出走を取り消し、8頭での争いとなったこの一戦。人気はばんえいグランプリを制したオレノココロに集中し、1.2倍という圧倒的な単勝オッズとなりました。堅実なレースを見せるマルミゴウカイが5.2倍で続き、センゴクエースが6.9倍。あとは単勝ふた桁台と、三つどもえの様相を呈しました。

 馬場水分は1.1%と、砂煙が舞うような乾いた状態。マルミゴウカイ、フジダイビクトリー、センゴクエースが先行しますが、第1障害後から脚を止め、じっくりと刻んでいきます。それだけに大きな差もつかず、各馬がほぼ横一線のかたちで第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはマルミゴウカイ。フジダイビクトリーもほぼ同時に動き、センゴクエースもこれに続きます。その後もキサラキク、トレジャーハンター、オレノココロなども登坂に挑みますが、その間にマルミゴウカイが先頭クリアを果たし、やや遅れてフジダイビクトリーも突破。しかしその後は続かず、2頭によるマッチレースとなりました。
 とはいえ、2頭の差もなかなか詰まらず、ほぼ同じ脚いろで残り10メートルを迎えます。しかし、ここからフジダイビクトリーがラストスパートをかけ、ぐんぐんと差を詰めにかかります。ゴール寸前で並び掛けるところまで追い詰めましたが、結局はマルミゴウカイが最後まで踏ん張り、0秒8差で先頭ゴールを果たしました。2着のフジダイビクトリーから13秒6差の3着にはセンゴクエースが入り、1番人気のオレノココロは4着に敗れました。

 これまでばんえい十勝オッズパーク杯3着、北斗賞2着と、古馬重賞に今ひとつ手が届かなかったマルミゴウカイが、3度目の挑戦で古馬重賞を制しました。しまいこそ甘くなったものの、前半から積極的に運んで最後まで粘り切る好内容。力の要る馬場での高重量戦で結果を出したのも、今後の飛躍を予感させました。さらなる活躍が十分に期待できそうです。
 フジダイビクトリーは3月のばんえい記念以来となる重賞での連対。やはりパワー重視のレースでは目が離せない存在で、高重量戦が増える今後の重賞ロードでも好勝負になるでしょう。

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藤野俊一騎手「障害は一番先に越えると思っていました。第2障害まではゆっくりとしたペースで、そのぶん障害を降りてからは少し止まりかけはしましたが、辛抱強く歩いてくれたと思います。この馬は、障害が上手なところが一番の強みです。まだ5歳馬ですが、ばんえい記念を優勝できる素質がある馬だと思います。まだ北海道は震災の影響がある中ですけれども、これからもばんえい競馬への応援をよろしくお願いします」

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