今季開催最終日である3月25日(日)のメイン第9レース(17:15発走予定)には、ばんえい記念が組まれています。16年のフジダイビクトリー、17年のオレノココロと近2年の優勝馬をはじめ1トンの経験がある馬に混じって、初参戦となるソウクンボーイの走りにも注目したいところです。
※ばんえい記念出走馬の調教師・騎手コメントはこちら
【第26回開催4日目】
3月24日(土)のメイン第10レースは、桜月特別(A1級混合・18:10発走予定)。
◎ホクショウメジャーは障害巧者で、A1昇級後の特別戦2走でも障害はひと腰で切って僅差の3、2着に駆けています。今回はその2走の勝ち馬ソウクンボーイが不在の組み合わせ。今季ラストを勝利で飾りたいところです。
○ワールドピサは、ホクショウメジャーが3着だったウインターカップ(2月19日・A1級-2組)の2着馬。しかし前走のA1級-1・2組決勝混合戦では障害で苦戦し9着大敗だったのがやや気になります。
▲カゲホウトウは、年が明けてから9戦4勝、2着3回の好成績。1月22日の特別戦では障害ひと腰先頭クリアから、オープン馬ホクショウユウキの2着に好走しています。前走のA1級-1・2組決勝混合戦で逃げ切り勝ちを収めており好調をキープしていますが、実績がない765キロ克服が課題になるでしょう。
△バウンティハンター、△カイシンゲキは、オープン馬同士では苦戦が続きますが、格下相手のここは見直したいです。
【第26回開催5日目】
3月25日(日)のメイン第9レースは、第50回ばんえい記念(17:15発走予定)。負担重量・定量1トンで4歳以上のチャンピオンを決定します。
◎コウシュハウンカイは、今季、ばんえい十勝オッズパーク杯、北見記念、帯広記念と重賞3勝。ばんえい記念には過去2回挑戦して、16年3着、17年5着でしたが、ばんえい記念に次ぐ重い基礎重量(890キロ)の帯広記念を制して臨むのは今回が初。しかもその帯広記念は、トップハンデ920キロながら障害ひと腰2番手でクリアすると、早めに抜け出す完勝でした。同じ明け8歳世代のオレノココロが、昨年、帯広記念1着からばんえい記念を圧勝しており、今年はこの馬が最強世代をアピールしそうです。
○オレノココロは、前述のとおり昨年のこのレースの覇者。こちらも今季はチャンピオンカップをはじめ3重賞を制しています。重量1トンはどの馬も苦戦するはず。障害で止まってから腰が何発も入り、いざ上がってしまえば、現役屈指の末脚を生かして2連覇達成という可能性もあります。
▲サクラリュウは、昨年がばんえい記念初挑戦で6着。今年の帯広記念ではコウシュハウンカイに交わされてからもしぶとく歩いて2着に健闘しています。前述両馬は3歳三冠のタイトルホルダーで、若い時から活躍していたのと比べ、こちらの重賞初参戦は6歳8月のばんえいグランプリ。最強明け8歳世代で遅咲きの1頭にも注目が集まります。
16年のばんえい記念馬△フジダイビクトリー、このレースでは3年連続で馬券に絡んでいる△ニュータカラコマも押さえには必要でしょう。
2018年度のばんえい十勝は、4月20日(金)にナイターで開幕します。