年末年始の変則日程が終了。今週からは今季最終週(3月24・25日)を除き、土曜・日曜・月曜の週3日間で競馬が行われます。13日(土)、14日(日)のメインにはオープンによる特別戦が組まれています。次回の古馬重賞は2月25日のチャンピオンカップで、しばらく間隔が空きますが、そこへどのようなローテーションで臨むのか。注目したいところです。
【第21回開催3日目】
1月13日(土)のメイン第10レースは、山羊座特別(オープン-2組・18:10発走予定)。
◎トレジャーハンターは、前走の帯広記念では力及ばずも、オープンの二番手に入れば実力上位の存在。障害巧者の反面、終いの踏ん張りを欠く面はありますが、ここは当然巻き返してくるでしょう。
○ホクショウユウキは、12月16日のターコイズ特別(オープン-2組混合)では、逃げ切り寸前で詰まったトレジャーハンターをとらえて1着同着に持ち込みました。続く2走前のオープン-2組の平場戦も同じようなレース展開で、差し切り勝ちを収めており互角の戦いが期待できます。
▲ホクショウディープは、ターコイズ特別では3着。古馬オープンで初めて馬券に絡んで慣れを感じさせます。障害も良化しており、割って入るシーンがあるかも。
年明けの準重賞・ばんえい十勝金杯ではともに障害ひと腰クリアから2着△キサラキク、4着△キンメダルも侮れません。
【第21回開催4日目】
1月14日(日)のメイン第10レースは、睦月特別(オープン-1組・18:10発走予定)。
1月2日に行われた重賞・帯広記念は、コウシュハウンカイがトップハンデをモノともせず快勝。今季重賞3勝目を手にしました。
注目は帯広記念2着◎サクラリュウと3着○フジダイビクトリー。コウシュハウンカイとは20キロ差あったので力負けですが、今回は同馬が不在。サクラリュウが賞金別定15キロ増、フジダイビクトリーが同20キロ増なのは恵まれています。引き続き好勝負が期待できそうです。
▲オレノココロは、帯広記念では4着もこの馬なりの伸び脚は披露しました。9月の岩見沢記念を勝った後はハンデがきつく勝ち切れませんが、昨年最後に走って5着だった12月10日の師走特別(オープン-1組)より、サクラリュウ(3着)、フジダイビクトリー(1着)とのハンデ差が5キロずつ縮まります。決め手を生かして両馬を差し切る場面も一考でしょう。
△センゴクエースは、師走特別2着、前走の準重賞・ばんえい十勝金杯1着など目下5走連続連対と軌道に乗りました。ただ、そのぶんハンデは厳しく底力に期待したいです。
【第21回開催5日目】
1月15日(月)のメイン第10レースは、プロキオン特別(A1級-1組・18:10発走予定)。
◎カンシャノココロは、前走の帯広記念こそ6着でしたが、それまではA1級で堅実な成績を残していました。重賞の高重量のあとで疲れが懸念されますが、力通りなら巻き返してくるはずです。
○カネゾウは、オープンとの混合だった前走ニューイヤーカップでは追い上げ届かず5着も、逃げ切ったファイトガールから4秒2差なら悪くありません。引き続き賞金ハンデ5キロ増で臨めるのも有利でしょう。
▲フウジンライデンは、前走天馬賞では760キロで障害ひと腰クリアから見せ場を作っている(5着)障害巧者。12月25日のオリオン特別(A1級-1組混合)では、カネゾウ(2着)、ファイトガール(4着)らを下しており力上位ですが、当時より賞金ハンデが5キロ増えているため3番手です。
ニューイヤーカップ2着△ホンベツイチバン、同3着△スーパータイトルにも引き続き注目が必要でしょう。