今週のばんえい十勝も変則開催で、8日(祝・月)、9日(火)の2日間。年度末までは原則、薄暮開催(最終レース18:40発走予定)で競馬が行われます(詳しくはこちら)。
9日のメインには4歳牝馬によるばんえいプリンセス賞が組まれています。ここから重賞・ヒロインズカップ(1月22日・4歳以上牝馬)へ向かう馬もいるはず。ぜひご注目ください。
【第21回開催1日目】
1月8日(祝・月)のメイン第10レースは、ガーネット特別(B1級-1組・18:10発走予定)。
明け5歳は、年が改まった前開催から平場戦ではそれまであった減量がなくなっていますが、特別戦では引き続き10キロ減が継続されます。
◎ブチオは明け5歳ですが、前述のように条件不利な年明け2走の平場戦でも1、2着と好走し地力強化をアピール。昨年11月にはB1級の特別戦で2走ともに障害ひと腰クリアから3、6着と健闘していました。ここは当然上位争いできそうです。
○サクラダイチも明け5歳。年明けの近2走では馬券に絡めていませんが、障害力を生かせる特別戦なら巻き返してくるでしょう。
同じく明け5歳の▲テンノイノリも年明け2走がひと息ですが、すでに勝利実績があるB1級の特別戦なら前進必至。スムーズに流れに乗れれば勝ち負けが期待できます。
特別戦のペースは歓迎の△マツノテンリュウ、昇級初戦を勝利した△オウショウトップが続きます。
【第21回開催2日目】
1月9日(火)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:10発走予定)。
12月3日に行われた3歳女王決定戦・ばんえいオークス(定量670キロ)のほぼ再戦。基礎重量オープン700キロ、重量格による別定戦で、ばんえいオークス1着ナカゼンガキタ、4着コウシュハサマーが690キロ、2着シンエイボブ、3着キタノサカエヒメが670キロ。この4頭以外は660キロでの出走です。
◎キタノサカエヒメは、ばんえいオークスでは優勝争いには加われなかったものの3着。その後、B2級-1組の特別戦で675キロをひと腰で上げて、接戦をモノにしています。ばんえいオークス上位4頭のうちこの馬以外の3頭はばんえいダービーも使われて崩れ、前走ではばんえいオークス時より馬体も減らしています。状態面とハンデを考えて筆頭格とみます。
○シンエイボブは、ばんえいオークスではナカゼンガキタに競り負けてコンマ8秒差での惜敗。ばんえいダービーと今年初戦では障害で苦戦しましたが、前走では障害が立て直されています。
▲ナカゼンガキタ、△コウシュハサマーは、ばんえいダービー(牝馬定量710キロ)のあと、A1級混合の特別戦では735キロも経験しています。実績上位だけに、トップハンデでも最大30キロ差なら侮れません。