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2017年7月17日 アーカイブ

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7/16北斗賞回顧

2017年7月17日(月)

ニュータカラコマが粘り切る!

 16日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のニュータカラコマが優勝。近況の充実ぶりを見せつけ、このレース3勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.アスリート 125.7
  2.キサラキク 19.6
  3.センゴクエース 8.1
  4.フジダイビクトリー 12.0
  5.ニュータカラコマ 3.8
  6.サクラリュウ 31.0
  7.コウシュハウンカイ 3.5
  8.オレノココロ 2.5
  9.セイコークイン 44.9
 10.カイシンゲキ 119.5

 オレノココロが2.5倍の1番人気に推されましたが、以下センゴクエースまでの4頭が単勝ひと桁台。これらにキサラキクやフジダイビクトリーがどこまで食い込めるかという戦前予想になりました。

 小雨模様で、馬場水分2.1%のなかスタート。湿った状態とはいえ、この時期としては重めの荷物だけに、各馬ゆったりと進みます。ニュータカラコマ、キサラキク、セイコークインあたりが先行し、オレノココロは後方から機をうかがう展開となりました。
 ただ、第2障害は各馬とも早めの仕掛け。ニュータカラコマ、サクラリュウ、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイが一斉に障害を駆け上がります。なかでも抜群のかかりを見せたのはニュータカラコマで、障害巧者の面目躍如。先頭で障害を下り、逃げ切りを図ります。1馬身ほどの差でフジダイビクトリーが続き、コウシュハウンカイも並んで突破。サクラリュウ、センゴクエースも勝負圏内でクリアしました。オレノココロから離された6番手と、苦しい展開。
 しまいに多少の不安を残すニュータカラコマにとっては、ここからが正念場。それでも軽めの馬場を味方に末脚を伸ばし、後続との差を保ったまま残り10メートルを迎えます。若干脚いろが鈍り、外からコウシュハウンカイが迫ってきたものの、なんとか先頭で荷物を運び切り、昨年に続く連覇、そして同レース3勝目を果たしました。2着はコウシュハウンカイで、3着には積極的な競馬を見せたフジダイビクトリーが入線しました。

 ニュータカラコマはこれが重賞7勝目。手綱をとった藤野俊一騎手も話したとおり湿った馬場が味方したのは確かですが、障害力を発揮して逃げ切った内容はこの馬の真骨頂で、今の状態の良さがうかがえました。今後もスピード優先の馬場となれば、強さを発揮してくれるに違いありません。

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藤野俊一騎手「今日降った雨はこの馬にとって良かったです。道中の位置取りは前の方をとれていましたし、障害を越えてからも後続は気になりませんでした。馬場が味方してくれたと思います。来月はばんえいグランプリがありますので、たくさんの人に競馬場に来てもらいたいです」

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