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2017年3月12日 アーカイブ

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3/12ポプラ賞予想 山崎エリカ

2017年3月12日(日)

ホクショウディープの成長力に期待

 はまなす賞の冬バージョンとなるポプラ賞。はまなす賞とポプラ賞は、3歳シーズンと4歳シーズンから、各世代重賞の勝利馬と賞金上位馬が5頭ずつ出走する世代対抗戦。はまなす賞は重賞に復帰した2010年以降、3歳馬が勝利したのは一度のみ。対してポプラ賞は2011年以降明け4歳馬が3勝(2012年は馬インフルエンザの影響で、明け4歳馬の出走が1頭のみでトップクラスも不在)と若い世代の活躍が目立ちます。明け4歳馬が前年の夏から成長力を見せているからでしょう。

 また、昨年のポプラ賞こそトップハンデを背負ったセンゴクエースが勝利しましたが、それ以前では2011年キタノタイショウ・2着、2012年トレジャーハンター・3着、2013年オイドン・7着、2014年ニシキエーカン・4着、2015年コウシュハウンカイ・6着というトップハンデ馬が全敗という歴史。ポプラ賞がオープン特別だった頃まで遡っても、2008年ホクショウダイヤ・4着、2009年シベチャタイガー・7着、2010年キタノタイショウ・3着と勝ち切れていません。

 このようにトップハンデを背負う実績馬が期待を裏切る傾向にあるため、3連単では4年前の30万馬券を始め、3年連続で万馬券が飛び出しました。波乱の理由は、前記したとおり、明け4歳馬が成長力を見せること、そして世代対抗の最終別定戦でハンデ差が大きいからでしょう。ばんえい競馬において、もっとも荒れる重賞と言えます。

 この傾向を踏まえると、「トップハンデ800㎏を背負うセンゴクエースは過信できないのでは?」という結論に達します。昨年は、同馬のトップハンデを嫌って、センゴクエースをバッサリと切り捨て、痛い目にあった私ですが(;´・ω・)。だからこそ、意地を張りたい気持ちもあるし、センゴクースから馬券を買っても儲かりません。

 よって、◎は昨春から秋まで休養したこともあり、3冠は取り逃したものの、ばんえい菊花賞で3着、ばんえいダービーでは2着のホクショウディープを推します。特に近走は実績のあるAクラスの古馬勢と互角以上の争いをしていることから、能力的には申し分ないはず。雪が降る中でのレースとはいえ、重量差なしで5歳トップクラスのコウリキやキンメダルに先着していることから考えても、世代の壁もないでしょう。

 ○は、センゴクエースと同世代に生まれたばっかりに、未だに重賞未勝利も、世代重賞ではほぼセンゴクエースに次ぐ2着、3着と安定した走りを見せて来たキンメダル。今年1月の天馬賞でセンゴクエースと5.8秒差ならば、今回で逆転があっても不思議ないでしょう。また、前走のウインターCでは8着に凡退したものの、その日は極端に馬場が軽く、時計勝負となったために、けっして脚が速くないこの馬にとっては参考外と言える結果。今回はこの馬の障害力を生かせる高重量戦で、馬場もそこまで速くならないことが想定されるとなると、上位争いが期待できるでしょう。一見、好走の条件が整ったようにも見えますが、本命にし切れなかったのは、自分のペースで走れないと脆いからです。

 ▲は、トップハンデ800㎏を背負いますが、代限定戦を総舐めにしたセンゴクエース。前走の然別賞では、古馬トップクラスのコウシュウハウンカイ、ニュータカラコマと小差で、フジダイビクトリーには先着できています。かつてと比べると障害も上手くなってきてはいますが、ハンデ差が大きかった山鳩賞では障害で膝をついてまさかの転倒で10着に惨敗したこともあります。また、リスクとリターンのバランスから嫌ってみたくなる馬です。

 あとは△センゴクエースが転倒した山鳩賞の勝ち馬であり、銀河賞でもセンゴクエース、キンメダルに次ぐ3着のアスリート。最近は障害が上手くなってきているし、何と言っても今回はメンバー最軽量の740㎏で出走することが出来ます。印上位馬が自分の競馬が出来なかった場合には、出番があるでしょう。

 他ではまなす賞の勝ち馬バウンティハンター。A1クラスに昇級してからは、古馬との壁にぶち当った感がありますが、重量760㎏を生かしての積極的なレース運びなら一発が可能。前走のチャンピオンCでは、膝をついてしまったことがやや不安ですが、すぐに立て直せていたし、もともとは障害巧者。前走よりも重量が20㎏軽くなるのもいいでしょう。

 ◎ (10)ホクショウディープ
 ○ (4)キンメダル
 ▲ (1)センゴクエース
 △ (5)アスリート
 △ (9)バウンティハンター

 馬複
 10-4,1 2500円 計5000円
 10-5,9 500円 計1000円

3/12ポプラ賞予想 須田鷹雄

実績断然センゴクエース

 実績を考えたら◎センゴクエースが断然。1番枠と800キロがリスクだが、これまで世代限定重賞は昨年のポプラ賞も含めてすべて決めてきただけに、ここはアタマ固定でいきたい。当面の敵○キンメダルとは40キロ差になるが、30キロ差での競馬を見ても逆転する雰囲気はない。
 ◎が負けるときはおそらく第2障害でひどい失敗をするときだが、それを狙って逆張りするほど障害に不安があるわけではない。一方で買うとなったらアタマ固定でいいだろう。
 △アスリートや△バウンティハンターの近走内容がさほど良くないので、▲には4歳馬を取りたい。△マルミゴウカイは重量をもらいすぎなので、やはり▲ホクショウディープが適任だろう。端枠と乗り替わりはプラス材料とは言えないが、乗り替わりのほうは松田騎手なら大きなマイナスにはならない。

 ◎1センゴクエース
 ○4キンメダル
 ▲10ホクショウディープ
 △5アスリート
 △9バウンティハンター
 △2マルミゴウカイ

 3連単
 1→4,10→4,10 600円 計1200円
 1→4,10⇔2,5,9 400円 計4800円

3/12ポプラ賞予想 荘司典子

端枠だけどホクショウディープ

 先週のイレネー記念は上位人気3頭で決まって3連単1180円という超堅い決着でハズレ。当たっても私の負けは取り返せなかったので、もはや全然痛くありません。でも10番人気のセンショウニシキ4着は本当に惜しかった。もし3着だったら少しは取り戻せたのに...いやいや、やめましょう。残り2戦、次です、次!!

 ポプラ賞の過去5年を振り返ると、去年は1番人気センゴクエースが勝って、4番人気コウリキ、2番人気ハクタイホウの順で3連単6360円の堅い決着。一昨年は3番人気ナナノチカラ、8番人気セイコークイン、8番人気ソウクンボーイで3連単13万馬券。2014年は5番人気オレノココロ、3番人気クインフェスタ、1番人気テンカムソウで3連単2万馬券。2013年は5番人気ニュータカラコマ、4番人気フジダイビクトリー、8番人気テンカムソウで3連単30万馬券。2012年は1番人気タケノビジン、2番人気リキエイ、3番人気トレジャーハンターで3連単1160円。ふむふむ、去年と5年前以外はそこそこ波乱の結果。負け組の私にも希望があります。
 本命◎は4歳馬ホクショウディープ。2歳時にヤングチャンピオンシップ制覇。3歳時にはばんえい菊花賞3着、ばんえいダービー2着。近走の勢いと安定感からそろそろ再びの重賞タイトルが欲しいところ。ウインターCでは750kgで4着と、745kgで8着だったキンメダルに先着。端枠ですがここから勝負したいと思います。
 相手筆頭はレース史上初の連覇を狙うセンゴクエース。800kgで1枠と不安材料も多いですが実力を考えたらこれ以上は印を落とせません。
 センゴクエースより60kgも軽い5歳牝馬アスリートにとっては大きなチャンス。キンメダルも上位候補。ばんえいダービー1着のマルミゴウカイ、近走勢いのあるタカラシップ、前走より20kg軽くなるバウンティハンターまで。

 ◎10ホクショウディープ
 ○1センゴクエース
 ▲5アスリート
 △4キンメダル
 △2マルミゴウカイ
 △8タカラシップ
 △9バウンティハンター

 3連単
 10→1,2,4,5,8,9→1,2,4,5,8,9 200円 計6000円

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