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2017年1月 6日 アーカイブ

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今週の見どころ(1/8~1/10)

2017年1月 6日(金)

  今週のばんえい十勝は、1月8日(日)から10日(火)の変則3日間開催です。10日(火)のメインには、4歳牝馬オープンによる、ばんえいプリンセス賞が組まれています。約1カ月前に行われた重賞・ばんえいオークスは、9→2→7番人気での決着で、3連単は60万円を超える波乱となりました。今回は同レースの再戦模様ですが、この世代の牝馬には傑出馬がいない印象だけに、再び高配当が飛び出すかもしれません。

【第21回開催1日目】
 1月8日(日)のメイン第10レースは、カシオペア特別(B1級-3組混合・18:05発走予定)。B1級8頭とB2級1頭が争います。
 唯一のB2級馬である◎ヤマノホシに注目します。今季B2級の特別戦で5戦して3着3回、4、5着1回。すべて障害はひと腰で切っている巧者です。平場戦ではテンに置かれる面もあるものの、特別戦なら主導権を握ることができます。前開催の新雪特別(1月4日・B1級-2組)で、今回のメンバー中最先着3着のアアモンドロシアと、12月17日のB2級の特別戦で1秒1差の接戦を繰り広げていることを考えても、格負け感はありません。最軽量ハンデも有利で、終いの踏ん張り次第で勝利が見えてきます。
 その○アアモンドロシアは、B1昇級後も3、3着と連続好走。前走の新雪特別でも障害はひと腰でクリアしており、以前のようなモロさがなくなりました。前走の1、2着馬が不在で引き続きの715キロなら、大崩れは考えられません。
 ▲テンカムソウは、11月21日の五稜郭特別(B1級-2・3組決勝)ではワールドピサ(新雪特別の勝ち馬)を差し切って勝利している実績馬。その後は3着が最高で、新雪特別も6着とはいえ障害のキレはよく、特別戦なら軽視はできません。
 △シンエイパワーは、五稜郭特別が3着で、その後の特別戦でも4、4着と崩れていません。前走のB1級-3組戦で4カ月ぶりの勝利を挙げ意気上がるところ。
 「障害巧者だが決め手を欠く」馬が多い組み合わせ。早めに障害を越えられれば、△アグリナデシコがまとめて差し切る場面もありそうです。

【第21回開催2日目】
 1月9日(祝・月)のメイン第10レースは、ガーネット特別(A2級-1組・18:05発走予定)
 ◎サカノテツワンは、4戦連続2着と抜群の安定感を誇ります。勝ち馬は、4走前と2走前がアサヒリュウセイ、3走前がニシキエーカンで、現A1級の実力馬と互角の勝負を繰り広げています。前走のA2級-2組戦(1月1日)は、逃げ切り寸前で、同じく勝ち味に遅いホクショウメジャーに差し切られたとはいえ、コンマ3秒差の惜敗。今回は1組の特別戦ですが、相手強化の感もなく、好勝負が望めそうです。
 ○ホクショウメジャーは、前走のA2級-2組戦(1月1日)では詰めの甘さも見せず、しぶとい脚を使って快勝。A2級の上位安定勢力で、特別戦も歓迎。うまく流れに乗れれば連勝の可能性も十分あります。
 ▲ホンベツイチバンは、元日のB1級-1組特別戦で叩き合いを制して勝利。前々走は8着でしたが、障害力を生かせる特別戦で変わり身を見せています。今回がA2昇級初戦とはいえ、近走で対戦経験のある馬も多く、得意な特別戦ということを考えても軽視はできません。
 △カツオーカンも障害力には定評があり、10月にはA2級-1組の特別戦で逃げ切り勝ちを収めています。3開催空きましたが、出てくるからには注目です。
 △ホクショウディープは、前走のA2級-1組混合戦(1月5日)が2番人気・4着でしたが、勝ち馬は前述ニシキエーカンで、2着もA1級馬と相手が強すぎました。A2級同士の戦いなら見直せるはずです。

【第21回開催3日目】
 1月10日(火)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:05発走予定)
 12月4日に行われた重賞・ばんえいオークス(定量670キロ)の1~9着馬が出走してきました。1着ホクトノホシ、2着ヒカルナナヒメは当時と同じ670キロ、3~9着馬と、唯一不出走だったタイキンは660キロでの出走となります。
 重量実績を重視して注目は、ばんえいオークスの勝ち馬◎ホクトノホシ。第2障害を5番手で越えると、先にクリアした4頭いずれも脚色が鈍るなか、抜群の手応えで突き抜け、段違いの強さを見せました。続くばんえいダービー、B1級-1組の特別戦では見せ場がありませんが、一気の相手強化と700キロ台の負担重量では仕方ありません。ばんえいオークスは9番人気での勝利でしたが、フロックではなかったことを証明してくれそうです。
 ばんえいオークスで掲示板に乗ったのは9、2、7、6、10番人気馬。上位人気馬のうち唯一好走したのが、2番人気で2着の○ヒカルナナヒメ。障害を先頭で越え、結果、ホクトノホシの決め手に屈したものの、3着コウシュハローヤルには、7秒0という決定的な差をつけており、ここも引き続き上位をうかがいます。
 ▲コウシュハローヤルは、ばんえいオークスで3着。障害3番手から残り30メートルでは先頭に立とうかという勢いで、見どころがありました。1、2着馬より10キロ軽いハンデを生かしてどこまで食い下がれるでしょうか。
 △フジノウンカイは、障害を2番手で越えて4着。その後も、もどかしいレースが続きますが、終いの踏ん張り次第で、前残りに警戒が必要でしょう。
 △タナボタチャンは、ばんえいオークス7着を除けば大崩れなしの近況。もともとは2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞の2着馬だけに、押さえておきたいところです。

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