安定感抜群のジェイワンに期待
ヤングチャンピオンシップは、馬産地ごとに行われる予選(産駒特別)を勝ち抜いた上位2頭が出走できるレース。年によって馬産地のレベルは異なりますが、過去10年では十勝が5勝、北見2勝、釧路2勝、北央1勝、南北海道は0勝と、十勝の層が厚い傾向があります。今年も今回の出走馬の多くが、十勝産駒特別の2着馬ミノルシャープや4着馬ウンカイタイショウに敗れているように、十勝産駒特別が一番層が厚いはず。
しかし、十勝産駒特別を勝ったのは、一冠目のナナカマド賞で大崩れして以来、障害で崩れることが多くなってきているホクショウムゲン。2着のミノルシャープも近走が充実しているとはいえ、ナナカマド賞の5着馬です。3~4走前に十勝産駒特別の3着馬、4着馬を始めとする今回の出走馬にも敗れていることから、全幅の信頼はおけないでしょう。
そこで今回◎に推したいのは、ナナカマド賞の前哨戦の青雲賞を制してナナカマド賞でも2着のジェイワンを推します。この馬はこれまでに12戦して7勝、2着4回、3着1回。障害で少々置かれることはあってもしっかりと越えてくるので崩れません。
また、この馬がこれまでに敗れたのは、ゴールデンフウジン、ホクショウムゲン、ゴールドインパクトの3頭ですが、ゴールドインパクトは十勝産駒特別で3着に敗れて不出走。ゴールデンフウジンやホクショウムゲンはここに来て障害で崩れていることを考えると、必然とジェイワンが最有力ということになります。もし、ここで崩れるようなことがあれば、この馬の実力というよりは、レース間隔を開けたことによる影響でしょう。
〇は、前々走の十勝産駒特別で2着のミノルシャープ。十勝産駒特別では8番人気での2着でしたが、前走は障害を先頭で抜けてそのまま押し切る好内容。強豪を抑えて出走権を掴んだ実力は本物であることをアピールしました。成長したのでしょう。
▲は、北見産駒特別で◎ジェイワンと6.3秒差のサカノイサムヒメ。この馬はテンが速く、障害も上手いのでおそらくは高重量戦が向くタイプ。近2走でも強豪相手に3着、5着と崩れなく、一発を期待しました。
△にデビュー戦では障害を越えられませんでしたが、じわじわと力をつけて釧路産駒特別を制したキタノサカエヒメ。近2走でも強豪相手に差のない4着、3着と好戦していることから、それまでライバル関係だったキタノミサキを引き離した感があります。もうワンランク上の成長力を見せられれば通用するでしょう。
あとは近走内容を考えると、危うさを感じずにはいられませんが、デビュー以来7連勝を飾り、ナナカマド賞では1番人気に支持されたホクショウムゲン。そして、ナナカマド賞の勝ち馬ゴールデンフウジンまで一応、押さえましょう。
◎ (7)ジェイワン
〇 (1)ミノルシャープ
▲ (5)サカノイサムヒメ
△ (8)キタノサカエヒメ
△ (10)ホクショウムゲン
△ (3)ゴールデンフウジン
馬複
1-7 1600円
7-3,10 1500円 計3000円
7-5,8 700円 計1400円