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2016年12月16日 アーカイブ

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今週の見どころ(12/17~12/19)

2016年12月16日(金)

 12月18日(日)のメインには、準重賞・レディースカップが組まれています。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上各世代の牝馬から、通算収得賞金順上位2頭ずつを選抜して争うという条件は、牝馬のドリームエイジカップともいえそう。しかし、今年は8歳以上からの出走がなく、5歳が4頭と多くなりました。来年1月22日に実施される重賞・ヒロインズカップの前哨戦的位置づけのレースでもあります。

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【第18回開催4日目】
 12月17日(土)のメイン第10レースは、ターコイズ特別(B2級-1・2組決勝・19:05発走予定)。B2級-1組(12月12日)、B2級-2組(11日)の両予選上位馬による一戦ですが、勝ち馬はともに回避しています。
 11月19日の羊蹄山特別、26日のピヤシリ特別といった最近のB2級-1組特別戦で上位争いしている馬たちに注目します。◎カクセンキングは、羊蹄山特別3着、B2級-1組予選2着を含む近6走が3勝、2着2回、3着1回と安定感抜群。予選では残り30メートルで一旦は抜け出すと、スピードあるウメノスピードに差されてからも抵抗し続けコンマ6秒差の惜敗でした。羊蹄山特別の上位2頭は不在だけに、第2障害を早めに抜けて押し切るシーンが期待できそう。
 ○ヤマノホシは、羊蹄山特別5着、ピヤシリ特別3着で、B2級-1組予選が5着。いずれも障害は先頭で越えている巧者です。特別戦に替わるのは歓迎で、2組との混合なら展開次第で逃げ切りも一考できます。
 B2級-2組予選2着の▲アアモンドロシアは、障害のカカリが良化し成績が安定してきました。今の状態なら特別戦でも好勝負が可能。少頭数でもあり、この3頭に絞って勝負します。

【第18回開催5日目】
 12月18日(日)のメイン第10レースには、レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:05発走予定)が行われます。古馬牝馬限定戦では、重賞・ヒロインズカップに次ぐ格の準重賞です。
 注目は4歳馬◎アスリート。今季、B3からスタートして、前開催ではA1まで昇級した上り馬です。前走の重賞・ドリームエイジカップ(11月27日・4歳以上選抜)では見せ場なしの10着でしたが、出走10頭中7頭がオープンの牡馬というメンバーを考えれば仕方ありません。今回は牝馬限定で、しかも同じA1級かそれ以下の格付の馬が7頭と相手が下がっています。重量も前走より10キロ軽い710キロなら、障害もスムーズに切れるはず。巻き返して、11月の4歳女王決定戦・クインカップに続く重賞2勝目を狙います。
 5歳馬○キサラキクは、ドリームエイジカップを逃げ切って快勝。軽めの馬場を味方に、決め手を見せつけました。3歳の2月には黒ユリ賞、同11月にはばんえいオークス、そして4歳シーズンの昨季はこのレースで逃げ切り勝ちを収めると、1月の天馬賞と連勝するなど、寒い季節は合っている印象。連覇の可能性も十分といえます。
 末脚切れる6歳馬▲ナナノチカラも、障害を降りるタイミング次第で勝機も十分。2歳、3歳、4歳の各シーズンの女王に輝くと、昨季は、ヒロインズカップも勝ち、現在実施されている牝馬限定重賞を総なめにした実力馬。今季唯一の勝利も、5月のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)です。近況はイマイチですが、得意の牝馬限定戦だけに軽視禁物。。
 もう1頭の4歳馬△シリウスにも期待したいところ。前走のクインカップでは、アスリートにまんまと逃げ切られて2着でしたが、4歳では屈指の決め手の持ち主。近年では、2012年ブラックパール、15年キサラキクが、クインカップ2着からこのレースを制しており、それにあやかりたいところかもしれません。
 7歳馬△マゴコロは、昨年のこのレースの2着馬。軽めの馬場での決め手比べになると厳しい印象も、マイペースで逃げられれば、見せ場以上が見込めます。
 6歳馬セイコークインは、カーネーションカップの2着馬。オープン昇級後は、常にひと押しが課題ですが、牝馬限定のこのメンバーに入れば、侮れません。

【第18回開催6日目】
 12月19日(月)のメイン第10レースは、カトレア特別(B1級-2・3組決勝・19:05発走予定)。B1級-2組(12月11日)、B1級-3組(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組予選3着◎テンカムソウの巻き返しに期待します。3連敗中とはいえ、障害はすべてひと腰で切って4、5、3着。展開に左右される面は否定できませんが、4走前には今回と同条件の五稜郭特別(11月21日)で逃げ切り勝ちを収めているということを考えても、中心視が妥当でしょう。
 ○シンエイパワーは、五稜郭特別3着、十勝岳特別(12月3日・B1級-1・2組決勝)が4着とこのクラスの特別戦で好勝負を続けています。十勝岳特別では第2障害でヒザをつきましたが、すぐに立て直していたところは、やはり障害巧者といえそう。ここも上位争いに加わってきそうです。
 ▲ニシノキングは、3走前のB1級-2組戦(11月26日)でホクショウディープ(B1級-3組予選の勝ち馬で今回は回避)の追い上げをしのいで久々の勝利をマーク。続く十勝岳特別が3着、そして前走のB1級-2組予選では5着と、近3走とも障害ひと腰から好勝負を演じ、不振から脱しています。抜群の決め手があるので、一発に警戒が必要です。
 △アグリナデシコも決め手自慢。B1級-2組予選(2着)のように展開がハマると人気薄でも侮れません。

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