2月14日(日)のメインには、明け3歳女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。この世代の牝馬限定のオープン特別戦は、白菊賞、いちい賞ともグレースゴールドが制していますが、ともに2歳の秋までに実施されたもの。当時から、勢力図に変化があるのか。注目の大一番です。
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【第23回開催4日目】
2月13日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A2級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A2級-1組(2月7日)、A2級-2組混合(8日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-2組混合予選1着◎4 テルシゲに引き続き期待。A級同士の対戦で相手強化となった予選でもスムーズな障害クリアから、あっさり逃げ切って完勝。これで3連勝を含む6戦連続連対と依然好調をキープしています。今回は決勝戦ですが、同じく先行脚質のA2級-1組予選2、3着馬が回避したことで、流れも味方しそうです。
A2級-1組予選勢も勝ち馬○2 シンザンボーイに注目。第2障害2番手クリアから早めに先頭に立つと、追ってきた1番人気マゴコロ(2着)を寄せつけない快勝。昨年11、12月にはA2級特別(混合戦含む)を連勝しており、近況、実力とも上位の存在といえます。
▲3 カツオーカンは、出走取消明けの前走A2級-1組予選が障害ひと腰クリアから4着の好内容。さらに馬体が回復していれば、上積みが見込めそうです。
特別戦で変わり身がありそうなのは、A2級-2組混合予選4着△1 イッキフジとA2級-1組予選5着△6 チヨノタカラ。ともに障害力が武器です。
【第23回開催5日目】
2月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第41回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:10発走予定)。定量640キロで明け3歳女王の座を争います。
中心は◎7 イレマルビリーヴ。2歳B級-1組戦勝ちが最高という戦歴ですが、近2走の3歳A級-3組戦がともに逃げて2、3着の好内容。もともとは、重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)では570キロで障害をひと腰で切っていた巧者だけに、今回の640キロで変わり身がありそう。母イレマルリュウジンは、2009年のこのレース(6月実施)では第2障害で転倒し競走中止でしたが、その仔が雪辱を果たしてくれそうです。
○5 グレースゴールドは、白菊賞(8月9日)、いちい賞(9月20日)と2歳牝馬オープン特別を勝ったあと、勝利こそありませんが、同世代の牡馬相手のA級-1組戦や、オープンで戦い続けているキャリアが魅力。実績ある牝馬限定戦なら連争いに加わってきそうです。
▲8 タナボタチャンは、通算21戦して3着以内が14回という堅実タイプ。前々走の3歳A級-2組戦(1月17日)で2秒3先着された牡馬ショウヘイが、続く3歳A級-1組戦(1月31日)で、グレースゴールドに5秒0先着していることを考えても、差のない戦いが可能と見ます。
△2 ブルーオーシャンはいちい賞の3着馬で、12月には先行策から2歳A級-2組、1組戦と連勝しています。年明けの3走では、一転、すべて障害最後のクリアから7、6、7着ですが、同じ3走に出走していたグレースゴールド(8、7、4着)には2度先着。初の640キロでも降雪で軽めの馬場になれば克服可能で、あっさり突き抜ける場面もありそうです。
【第23回開催6日目】
2月15日(月)のメイン第10レースは、然別賞(オープン-1組・18:05発走予定)。
前開催の柏林馬事公苑特別(オープン-1組)は、第2障害2番手クリアから抜け出したニュータカラコマが粘るところ、障害3番手から追ってきたオイドンが最後に馬体を併せ、同タイムながら勝利しています。今回は、そのオイドンが不在なら、ニュータカラコマが負けられません。特別戦では、出走機会で5戦連続連対中と安定感が際立ちます。
キタノタイショウは、柏林馬事公苑特別ではスムーズな登坂から5番手で越えると、3着に追い込みました。1、2着馬とはやや差がありましたが、ここも障害次第では、決め手発揮の場面がありそうです。
コウシュハウンカイは、同じ前走では置かれ気味の追走ながら、障害ではしっかり腰が入っており、結果6着も復調を感じさせる走り。北見記念2着と力はあるので、さらに状態が上がっていれば楽しみです。
ニシキエーカンは、柏林馬事公苑特別が3番人気・8着。こちらも流れに乗れなかった印象がありますが、課題の障害はこなせていました。展開が向けば巻き返してきそうです。
厳しいハンデでも同5着など好戦続くフジダイビクトリーも侮れません。