10月19日(月)のメインには、疾風賞が組まれています。定量500キロで争われるスピード勝負で、来年2月8日に行われるスピードスター賞の予選第2弾です。8月24日に実施された予選第1弾の稲妻賞は、1着キタノサムライ、2着コウシュハクィーンとも過去に同条件特別で連対実績がありましたが、3着ニシキトモエは初めての参戦でした。馬券的中のためには、初挑戦馬の適性推理も重要かもしれません。
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【第14回開催4日目】
10月17日(土)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(10月11日)、B1級-1組(10日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-1組予選4着トモエエーカンに注目します。今回と同条件のA2・B1級混合の特別戦では、今季2戦とも2着の好成績。しかも、拓成湖特別(6月27日)のニシキエーカン(現オープン)、サッポロばんえい缶発売記念(9月6日)のカンシャノココロ(現A1級)と両レースの勝ち馬はかなりの強豪だっただけに、負けても収穫の多い走りでした。障害巧者とはいえませんが、特別戦の流れは向くタイプ。相手関係を考えても好勝負できそうです。
サクラリュウはA2級-1組予選が1番人気で3着。第2障害を先頭で越えたものの踏ん張れませんでした。とはいえ、A1級との対戦だった前々走・帯広大正メークインまつり杯(9月19日)を圧勝している実績を考えれば、特別戦に変わることで巻き返し必至でしょう。
ホクショウメジャーは、A2級-1組予選がA2昇級初戦ながら5着と目処の立つ走りでした。障害巧者ですが詰めを欠くというのはサクラリュウと同タイプ。こちらも逃げてどこまでやれるでしょうか。
B1級-1組予選組では、2着ファイトガールに期待。最軽量ハンデの685キロを生かし先行できれば、しぶとさを発揮しそうです。
【第14回開催5日目】
10月18日(日)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-1組・20:10発走予定)。
オイドンは、目下3連勝と絶好調。前々走の重賞・岩見沢記念(9月14日)で実績のない820キロながらオレノココロとの追い比べをモノにすると、賞金別定15キロ増となった前開催のポテト特別(9月28日・オープン)では第2障害5番手クリアから先行勢をまとめて差し切りました。今回はさらに5キロ増えて賞金別定20キロとなりますが、750キロならまだまだ許容範囲。4連勝が濃厚でしょう。
オレノココロは、4走前のとかちえぞまつ特別(8月1日・オープン)ではオイドンより10キロ重い重量で勝利。前走の岩見沢記念でもオイドンより10キロ重かったもののコンマ9秒差2着と力を見せています。今回は745キロで、こちらが5キロ軽い立場。逃げ切りも一考できそうです。
ニュータカラコマは、7月12日の重賞・北斗賞(4着)以来となる休み明け。春シーズンは2勝を挙げ、重賞でもばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念での3着など好走続きでした。久々のぶん、割引きは必要かもしれませんが、同じく末脚勝負タイプのオイドンと追い比べになれば、15キロのハンデ差がモノを言うかもしれません。
北斗賞、ばんえいグランプリと今季重賞2勝のフジダイビクトリーは、岩見沢記念を回避し、ポテト特別では2着。賞金別定30キロ増のトップハンデをものともせず、負けて強しの競馬でした。
インフィニティーは、岩見沢記念が3着で、ポテト特別が5着。ともに障害を先頭で越えながら詰めを欠く内容でした。今回も勝利までは微妙かもしれませんが、上位進出が期待できます。
【第14回開催6日目】
10月19日(月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上B級以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)での争いです。
同条件特別で2戦2勝というセイコークインに注目。昨年12月の地吹雪賞では第2障害7番手で越えての差し切り、今年2月のスピードスター賞では、10頭差のない障害クリアから抜け出しを決めています。スピード自慢で、障害力も決め手もあるタイプ。ここも負けられません。
カンシャノココロは、前々走まで7戦連続連対と好調。今回が定量500キロの特別戦には初出走となりますが、7月に行われた天の川賞(3歳・4歳混合の軽量特別)では、550キロで差して僅差の2着と適性はありそうです。
ハクタイホウもこの条件初挑戦ですが、障害のカカリを気にしなくていいのは歓迎。スピード自慢で、いきなりの上位進出もありえます。
ホクショウバトルは2013年のスピードスター賞を勝つなど、この条件では大崩れがありません。ライデンロックも近走不振ですが、13年7月以来となるこの条件への参戦で、変わり身に警戒が必要でしょう。