ばんえい十勝、今年度最後の5日間はデイ開催で実施。発走予定時刻等につきましてはこちらでご確認ください。
3月22日(日)のメインには、ばんえい記念が組まれています。ばんえいのレースでは最高となる定量1トンで争われる、古馬の頂上決戦です。昨年も出走していた7頭と、今年が初挑戦となる3頭の10頭立て。波乱の決着も多かった今季の古馬重賞ですが、ラストを締めくくるのはどの馬なのか。
オッズパークでは3月31日まで、「ばんえい強化プロジェクト」を実施中。予想情報の拡充、十勝の特産品が当たるキャンペーン、動画コンテンツの配信などにより、ばんえい十勝を盛り上げます。
※帯広競馬場でのイベントはこちら→3/21・3/22・3/23
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【第26回開催1日目】
3月21日(祝・土)のメイン第10レースは、楽天競馬特別(B1級-2組・17:05発走予定)。
前開催のアクアマリン特別(B1級-1組)で4着と健闘したフクミツに注目。B1昇級初戦で相手の強い特別戦に組まれ、しかも前々走から一気に45キロもハンデが増えていましたが、第2障害4番手クリアから流れ込みました。今回は負担重量に慣れが見込めるのに加え、2組と相手が楽になっていることで前進必至といえます。
相手は、前走のB1級-1組(3月15日)で4着だったニシキトモエ。前々走のB1級-2組(3月8日)と着順こそ同じですが、レースぶりに良化がうかがえました。障害巧者で、相手関係を考えても上位争いできそうです。
ヒカルジャイナーは今季の使い出しが11月と遅くなりましたが、13戦して6勝、3着4回と大崩れの少ない成績。前々走のB1級-2組(3月8日)は、展開に恵まれた面も否定できませんが、逃げ切って2着を10秒以上もちぎっています。マイペースで行ければ、ここでも期待が持てます。
B1級-2組(3月8日)が2着で、B1級-1組(3月15日)が5着だったメンコイワタシや、前走B2級-4組での勝ちっぷりが光ったサカノゴウケンも争覇圏です。
【第26回開催2日目】
3月22日(日)のメイン第10レースは、第47回ばんえい記念(4歳以上選抜・17:10発走予定)。定量1トンを曳く、ばんえいの古馬ナンバーワン決定戦です。
注目は、今回がばんえい記念初挑戦となるフジダイビクトリー。旭川記念、ばんえいグランプリと春夏の重賞を2勝している実力馬です。賞金を稼いだため、最大30キロ差のトップハンデを課せられた秋冬の重賞3戦では、岩見沢記念が850キロ・8着、北見記念が880キロ・6着、帯広記念が920キロ・3着と勝てていませんが、負担重量が重くなるにつれ着順が良化しています(チャンピオンカップは40キロ差トップハンデ820キロで8着)。今回は1トンとはいえ、ハンデ差がつかないのは有利。持ち前の障害力で、初の重量でも克服なるでしょうか。
昨年のばんえい記念2着馬フクドリは、今季の帯広記念の勝ち馬。第2障害5番手クリアから鮮やかに差し切っています。850キロ以上のレースでは【2-1-2-1】と安定感抜群。障害への不安はありますが、1トンならどの馬も障害では苦戦するはずで、高重量戦への適性の高さを見せるかもしれません。
インフィニティーはこのレース連覇を目指しての参戦。こちらも850キロ以上では【1-0-2-2】で、馬券外に敗れた2戦も昨年と今年の帯広記念での5着と大崩れがありません。登坂力を生かしての前残りに警戒が必要でしょう。
ホリセンショウは昨年のばんえい記念で3着。障害先頭クリアから見せ場を作りました。帯広記念を勝っていた昨年と比べ臨戦過程では見劣りますが、押さえは必要でしょう。
キタノタイショウは、このレースでは、一昨年が3着で、昨年が5着。今年も勝ち切るまではどうかといったところです。
【第26回開催3日目】
3月23日(月)のメイン第10レースは、陽炎特別(A2級-2組混合・17:05発走予定)。出走9頭中7頭が弥生特別(3月2日・A2級-2組混合)を使われておりほぼ再戦ですが、1着ショウチシマシタは不在となっています。
ワールドピサは弥生特別で2着。第2障害ひと腰2番手クリアから、逃げる1番人気ショウチシマシタを追いかけ、ゴール手前で馬体を併せての1秒0差惜敗でした。3着テンカムソウには10秒以上の差をつけており、強敵が抜けたここは勝機十分といえます。
弥生特別3着のテンカムソウは、続くA1級-2組(3月8日)では2着と、ワールドピサ(5着)に先着。詰めの甘さも見せずに歩き切っています。ここも障害力を生かす積極策に出て、どこまでやれるでしょうか。
ヒロノヤマトは弥生特別が5着でしたが、3着テンカムソウとは1秒7の僅差。前走の白樺賞(3月16日・A2級-1・2組決勝混合)は、7番人気ながら障害3番手から2着に押し上げています。相変わらず障害は安定しており、ひと押しが利けば連争いに加わってくるでしょう。
弥生特別が8着で、白樺賞が5着だったキタノストロングも展開がハマれば、末脚が脅威になりそうです。