ハンデに恵まれたホクショウメジャーに期待
先週のイレネー記念は、本命馬をキンメダルにするか、コウシュハスパークにするか30分くらい悩んだ挙句、馬券上は結局どちらもあまり変わりがなかったという結果。最終的にコウシュハスパークから攻めたわりに3連単で一番安い配当で決着してしまいました。しかし、センゴクエースが圧倒的1番人気に応えて文句なしの快勝で、ある意味、良かったです。明け3歳三冠が、デビュー以来無敗で同レースを制したのはセンゴクエースが史上初! スター誕生で、ばんえい競馬がますます盛り上がってくれればアッパレです♪
さて、今回は明け4歳と5歳の世代対決のポプラ賞。このレースは実績とハンデが絶妙なバランスの馬が活躍する傾向があるので悩ましくもありますが、本命はわりとすぐに決まりました。◎はメンバー中で最軽量のホクショウメジャーです。明け4歳世代対決の昨年のばんえいダービーの成績を参考にすれば、当時から1着ホクショウマサルが50kg増量、2着キサラキクは30㎏増量、3着ハクタイホウは60㎏増量。しかし、4着のホクショウメジャーは10kgしか増量されていません。この10kg増は9着のカイシンゲキと同じ。これだとホクショウメジャーが一番、美味しい思いをしていませんか? 確かにカイシンゲキは、ばんえい大賞典勝ちの実績馬ですが、近走を見る限りでは障害でスムーズさを欠いていて、その頃のデキにあるような気がしません。
また、コウシュハウンカイやハクタイホウなどの実績馬は、前走のチャンピオンカップを目標にした後の一戦で、ホクショウメジャーよりも重量が50kgも増量されているとなると、とても本命にする気がしません。チャンピオンカップはオレノココロ、イレネー記念はセンゴクエースと絶好調の槻舘厩舎。さすがに重賞3連続はどうかとも思いますが、2度あることは3度あるとまではならずとも、2着、3着あたりなら十分ありそうです。
○はばんえいダービーの勝ち馬ホクショウマサル。遡ればイレネー記念勝ちの実績もあり、4歳世代トップクラスの馬であることを考えるとハンデが重くても侮れません。前走の白雪賞のように、軽ハンデ馬が前で立ち回ると、重量が堪えて捕らえきれない可能性もありますが、先行力もあって障害力もあるので、ここも大崩れはないと見ました。
▲は昨年のばんえいオークスの勝ち馬で、ダービーでも2着のキサラキク。先行力や障害力がホクショウマサルよりも劣るためにやや狙い下げましたが、決め脚はホクショウマサルよりも上。この馬もハンデの恩恵があるほうなので、3番手評価としました。
△に今年のヒロインズカップの3着馬ナナノチカラ。この馬は障害に課題はありますが、障害さえクリアすれば末脚確かの馬。ハンデ750㎏でけっして恵まれたとは言えませんが、前走のヒロインズカップからしっかりとレース間隔を開け、疲労が回復していれば上位争いに加われても不思議ない馬です。
他ではヒロインズカップの4着馬セイコークイン。この馬は前々走のスピードスター賞を勝利しているように、高重量戦よりも軽量戦のほうが向く感がありますが、5歳世代対決の天馬賞で3着と好戦しているように、高重量戦も悪くはないので買い目に加えます。天馬賞の2着馬コウシュハウンカイが当時から30㎏増量、対してこちらは20kg増ですから、この馬にだってチャンスがあります。
あとは重賞で常に善戦のハクタイホウ。この馬は重賞タイトルはばんえい菊花賞のみですが、4歳世代では一番賞金を稼いでいるように、ホクショウマサルには優るとも劣らない馬。今回はトップハンデを背負いますが、コウシュハウンカイを買わない前提ならば、行き着くところはこの馬なので、一番下の印を打ちます。
前記のコウシュハウンカイ。この馬は重賞では大崩れがないタイプですが、天馬賞2着後の次走は5着だったように、重賞好走後は中途半端な着順で終わることがしばしばあるので、今回もそれを視野に入れて消しました。トップハンデを考慮しても今回は消しどきの感があるのですが、そういう不運や逆行を乗り越えられる馬がいるからこそ、トップクラスの馬が誕生することもお忘れなく!
◎ (3)ホクショウメジャー
○ (8)ホクショウマサル
▲ (7)キサラキク
△ (2)ナナノチカラ
△ (9)セイコークイン
△ (4)ハクタイホウ
3連単1頭軸マルチ
3→8,7,2,9,4 100円 計6000円