弱点少ないショウチシマシタに期待!
今年の帯広記念も大荒れで3連単34万馬券が飛び出しました。能力拮抗でどの馬もチャンスありとは見ていましたが、◎にしたインフィニティーは序盤で置かれて、そこから焦って仕掛けたために障害ではヒザをついての5着でした。インフィニティーは障害を降りてからなるべくリードを奪いたい馬なので、ひざをついた時点で「終わったぁ・・・」と思いました。インフィニティーが崩れるとしたら、こういう競馬という、それほど多くない弱点を突かれたようなレースでした。
今回の天馬賞も銀河賞勝ちのオレノココロに人気が集まる一戦ですが、この馬もインフィニティーとわりと似たタイプ。古馬相手の高重量戦だと、重量が軽くなることもあって序盤の追走がスムーズですが、同世代だと序盤で置かれることもしばしば。今回は定量戦で他馬と重量が同じ(牝馬は20㎏減)ことを差し引いても、スムーズに追走できるかは「?」。かといって障害でタップリ息を入れれば、障害を先に降りた馬に追いつけない可能性もあります。オレノココロノの障害のデキひとつで大波乱もあるでしょう。
◎にはある程度前で立ち回れて、障害も崩れないタイプが優勢という最近の傾向を踏襲してショウチシマシタを推します。この馬は、ナナカマド賞とイレネー記念を制した2歳チャンプ。その後、順調さを欠いて、2度の休養(一度は、約9ヵ月の長期休養)を余儀なくされたために、ばんえいダービーでは7着、柏林賞では9着に終わりました。しかし、昨年10月に2度目の休養から復帰してからは、順調に調子を上げてきているので、ここで一発あっても不思議ではありません。勝つかどうかはともかく、2着、3着くらいなら普通にあり得る馬です。
○はこの世代代表として、オレノココロとともにドリームエイジカップに出走したコウシュハウンカイ。この馬は派手さはありませんが、4歳世代の重賞では柏林賞2着、はまなす賞1着、銀河賞3着。古馬相手の特別戦でも崩れがなく、抜群の安定感です。常に藤本騎手が乗っているということもあるのかもしれませんが、他馬の動きに左右されることなく、自分の力を出し切る競馬をしてくるので、この馬を対抗評価としました。
▲は世代王者のオレノココロ。今回の重量760㎏は前走でも背負っていた重量なので問題ないでしょう。全体の動きが見渡せる端枠から自分の競馬をするのはなかなか難しいことですが、勝ち負けに拘らず、自分の競馬をしてくれば当然、怖い馬です。
△は銀河賞の4着馬ソウクンボーイ。前走では障害で止まってしまってシンガリ負けしました。前走だけ見るとあまり狙いたくないのですが、相手も強かったし、銀河賞2着のホクショウサスケのほうが、前走で障害がサッパリなので、こちらのほうを評価しました。
他では牝馬勢からコウシュハクィーン。牝馬限定重賞で上位常連のコウシュハクィーンもクインフェスタもセイコークインもそれほど大きな能力差はあまりありませんが、クインフェスタとセイコークインは前走の軽量戦・地吹雪賞を目標にしたあと。対してコウシュハクィーンはこの路線を貫き、3走前ではクインフェスタやセイコークインに完勝している点を評価しました。銀河賞で牡馬に敗れて、今回は定量戦となると厳しい条件のようにも感じますが、この馬自身も力をつけているので通用するかもしれません。
あとは上がり馬から、その名のとおりにスピードに乗せて"一気"の競馬なら面白いイッキフジ。銀河賞では消極的な競馬で9着に敗れましたが、その後、古馬相手の特別戦で3勝するなど、めきめき力をつけています。特にライデンロックとハナ差の前走は見応えがありました。しかし、ここを本番とするならば、前走は相応しくない前哨戦(余力?)でしたので、今回はやや割引ました。
◎ (8)ショウチシマシタ
○ (5)コウシュハウンカイ
▲ (10)オレノココロ
△ (2)ソウクンボーイ
△ (4)コウシュハクィーン
△ (9)イッキフジ
馬複
8-5,10 1000円 計2000円
2-8 400円
8-4,9 300円 計600円
3連複
8-5,10,2,4,9 300円 計3000円