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2014年11月 7日 アーカイブ

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今週の見どころ(11/8~11/10)

2014年11月 7日(金)

 11月9日(日)のメインには、4歳女王決定戦・クインカップが組まれています。今年の4歳牝馬はタレント揃いですが、牡馬相手の重賞となると、やや苦戦といった印象も。牝馬同士の争いであるこのチャンスをぜひともモノにしたいところでしょう。なお、勝ち馬には、来年3月15日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)への優先出走権が与えられます。

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【第16回開催1日目】
 11月8日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 キンノカミは前開催の霜月特別(A2級-1組)で逃げ切って4連勝を達成。第2障害2、3番手から迫ってきたダイリンビューティ(3着)、セイコークイン(2着)が今回は不在というのは恵まれました。賞金別定5キロが課されますが、霜月特別の4~10着馬が引き続き出走しているというメンバー構成を考えれば、負けられないところでしょう。
 相手筆頭は、霜月特別のメンバー以外からで、サカノテツワン。目下2連勝と好調で障害のキレも文句なし。出走馬中で唯一、賞金別定重量の加増がないというのも魅力です。
 ダイコクパワーは霜月特別では3番人気で9着でしたが、もともと障害次第の面はあるだけに、これだけでは見限れません。障害で大きくおかれなければ、決め手が炸裂するかもしれません。
 マゴコロは障害巧者ですが、2走前のB1級-1組特別では離れた障害4番手から2着に追い込んで、意外な一面を見せました。今回がA2昇級初戦ですが、善戦以上が期待できそうです。

【第16回開催2日目】
 11月9日(日)のメイン第10レースは、重賞・第39回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)。A1級格付で710キロの4頭による争いでしょう。
 前哨戦の紅バラ賞(10月11日・4歳牝馬オープン)を制したのがセイコークイン。第2障害を先頭で越えると、ほぼ同時に障害を降りたクインフェスタを寄せつけず、2秒1という着差以上に強い勝ち方でした。当時は、2着クインフェスタ、3着ナナノチカラ、7着コウシュハクィーンより10キロ軽かったのに対し、今回は同重量となりますが、先行力とスピードは、かなりのものがあります。
 紅バラ賞2着のクインフェスタは、続く前走のヒイラギ特別(オープン・A1級混合)では中位での障害クリアから、ぐんぐん末脚を伸ばし、見せ場十分の3着。オープン馬を相手に好走できたのは自信になったはずで、ここでも当然上位争いが見込めます。
 コウシュハクィーンは、紅バラ賞7着で、前走のヒイラギ特別が5着でしたが、ここまでの4歳二冠とも掲示板を確保しているように高重量になると力を発揮するタイプ。決め手比べに持ち込まれると厳しいので、ここも障害力を生かし、先行逃げ切りを狙います。
 逆に、決め手比べが大歓迎なのはナナノチカラ。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと2世代の女王タイトルを持っており、同世代の牝馬ではこの馬がA1昇級も一番乗り。早くから古馬の強豪に揉まれてきたのが強みです。課題の障害も目下安定しており、十分に勝機がありそうです。

 この日の第9レースは、釧路産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。釧路、根室管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には2歳シーズン三冠の二冠目・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 注目はデビューから5戦4勝、2着1回と好調なホクセイボス。唯一の敗戦は2走前の2歳A級-1組で、キンメダル(南北海道産駒)に15秒4もちぎられましたが、同馬は青雲賞(9月21日・2歳牡馬オープン)2着などキャリアが違いました。前走の2組戦は逃げ切って楽勝しており、勢いに乗ってここも突破を狙います。
 青雲賞で接戦を制したコウシュハシンザンや、同4着で一冠目・ナナカマド賞でも4着だったコウリキも有力でしょう。
 実績的にはナナカマド賞2着テンカトウイツが筆頭格ですが、成績に安定感がないのが気になるところです。

【第16回開催3日目】
 11月10日(月)のメイン第10レースは、釧路湿原特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン5頭とA1級3頭が争います。
 インフィニティーに今季初勝利のチャンスが訪れました。重賞でもオープン特別でも善戦止まりという近況ですが、A1級混合の今回は相手を考えても、きっちりと勝利で決めてくれるでしょう。
 出走8頭中5頭が前開催ではヒイラギ特別(オープン・A1級混合)を使われています。1番人気にこたえて快勝したのがソウクンボーイですが、今回はオープン昇級と収得賞金の関係で別定重量が15キロも増えるのは微妙な感も。逆に、同2番人気で8着と敗れたトレジャーハンターは、オープン2戦目で慣れも見込め巻き返してきそう。障害のキレも悪くはありませんでした。
 前走の重賞・北見記念で8着だったホリセンショウも、ここに入れば実力上位だけに侮れません。

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