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2014年5月 9日 アーカイブ

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今週の見どころ(5/10~5/12)

2014年5月 9日(金)

 5月12日(月)のメイン・とかち皐月賞から3歳三冠を目指す戦いがスタート。特別戦であるこのレース、とかちダービー(6月9日)を経て、三冠レースのばんえい大賞典(8月24日)、ばんえい菊花賞(11月2日)、ばんえいダービー(12月21日)へと続いていきます。今季開幕から各馬とも古馬との戦いを強いられており、世代限定戦で変わり身を示す馬が出てくるのかにも注目です。

 5月10日(土)のメイン第10レースは、エメラルド特別(オープン・20:10発走予定)
 メンバー9頭中に重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯の出走馬が6頭いる組み合わせ。なかでも5着に健闘した4歳馬オレノココロに注目します。そのばんえい十勝オッズパーク杯では、第2障害を先頭で越えると、キタノタイショウにこそ交わされたものの、4頭がほぼ横一線となった接戦の2着争いに加わりました。名だたるオープンの強者たちに一歩も引かないレースぶりから、今後の活躍が非常に楽しみになりました。今回も若馬の10キロ減があり、しかも特別戦で重量が軽くなるため、最後まで踏ん張れる可能性が高いと見ます。
 インフィニティーはばんえい十勝オッズパーク杯では4頭が最大1秒1差という2着争いを制しました。今季初戦の前々走・スプリングカップ(オープン)でも2着に入っており、ここも崩れるシーンは想像できません。
 オイドンはスプリングカップでインフィニティーを破っています。続く近2走は障害でややもたついていますが、前走さつき特別(A1・A2級決勝混合)ではこの馬らしい末脚を見せており、状態は上向きといえそうです。
 キタノタイショウはばんえい十勝オッズパーク杯2連覇を達成し意気上がるところ。ただ、重賞とそれ以外では仕上げにかなりの差がある印象もあり、別定10キロ増の重量も考えると勝ち切るまでは微妙かもしれません。

 5月11日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:10発走予定)
 ダイリンビューティは昨年12月のレディースカップ(4歳以上牝馬選抜)で2着に入ると、今年1月の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)では第2障害2番手クリアから抜け出し快勝しています。前走の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯では第2障害を越えられず競走中止。能力再検査明けとなりますが、もともとは障害巧者で、今回は実績ある牝馬限定戦だけに、巻き返しへ期待がかかります。
 アアモンドマツカゼはレディースカップを制し、ヒロインズカップでは4着。両レースともダイリンビューティより10キロ重かったものが、今回は同重量に。今季は5、2、6着と勝ち星がありませんが、障害のカカリは良好で、牝馬限定戦であれば、好勝負が望めそうです。
 若い4歳が4頭出走していますが、なでも注目はB1級のコウシュハクィーンセイコークイン。昨年12月のばんえいオークスで3、2着だった両馬は、前走スーパージョッキー賞でも2、3着と好走しています。格上で年長の牝馬も相手となりますが、最軽量ハンデを生かせれば見せ場以上を演出してくれるかもしれません。

  5月12日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)
 メンバー10頭中、牡馬8頭のうち7頭は若草特別(3月23日・3歳牡馬オープン)を使われており、牝馬2頭は福寿草特別(3月23日・3歳牝馬オープン)の1、3着馬です。
 ホクショウマサルは3月9日に行われた明け3歳ナンバー1決定戦・イレネー記念(定量)で接戦をモノにすると、続く若草特別は最大30キロ差のトップハンデを克服し、強烈な末脚で差し切り勝ちを収めています。今回は牝馬も加わりハンデ差はさらに広がっていますが、レースぶりには注目です。
 イレネー記念2着のハクタイホウは今季2走しB2級で8、1着。両レースとも第2障害は2番手で越えており、詰めの甘さが出たか、出なかったかが着順を大きく左右した格好。昨季、世代最多の10勝を挙げた実力馬で、ここも踏ん張り次第といったところです。
 若草特別2着オオゾラシンスケ、同6着ソウテンブルーはともにスピードタイプで、軽ハンデを利しての逃げ込みに警戒が必要でしょう。
 カイシンゲキは昨季後半には3歳(2歳)A級-1組、2組で勝ち負けできるまで成長してきました。特別戦への出走は今回が初めてですが、どこまでやれるでしょうか。

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