力をつけたフクトクに期待
山鳩賞の再戦となるメンバー構成。山鳩賞の着順を素直に信頼するならば勝ち馬のホクショウユウキということになりますが、ここは4着馬のフクトクを◎に推します。なぜならフクトクはその後の2戦の内容が良く、特に前走の白露特別では道中から先手を奪う積極的な競馬で、障害をトップで抜け出し、そのまま押し切る好内容でした。力をつけているのでしょう。山鳩賞ではホクショウユウキとハンデ10㎏差でしたが、今回は20㎏差があるのも好ましいです。
○は現4歳世代をリードしてきた、山鳩賞の3着馬ニシキエーカン。昨年のばんえい菊花賞やダービーで2着、今年の柏林賞でも2着など、この世代の限定重賞ではほとんど2着止まりですが、それでも高確率で2着入線するあたりに能力の高さを感じます。前走のマロニエ賞でも古馬の一線級と戦って4着と、崩れぬ強みは高評価するべきでしょう。
▲はばんえいダービーの勝ち馬アサヒリュウセイ。山鳩賞では見せ場のない7着でしたが、前走では6着も崩れっぱなしだった障害をキッチリと修正してきました。復調しているのでしょう。道中でタップリと息を入れて、障害を2番手で通過したばんえいダービーの時のような競馬を期待します。
△に山鳩賞の勝ち馬ホクショウユウキ。同馬は今年の柏林賞とはまなす賞の勝ち馬でおそらく1番人気に支持されるでしょうが、前走では障害でヒザをついてしまったことと、テンに置かれてしまうことが多い10番枠を嫌いました。高重量戦で息を入れられる分、障害を楽々修正してくる馬も少なくないですが、高重量が祟ってアウトとなる馬も多いので人気との兼ね合いも考えて狙い下げました。
他では山鳩賞の2着馬テンカムソウ。前走のフォーマルハウト特別では障害で止まってしまったあたりに不安を感じますが、山鳩賞ではホクショウユウキに次ぐタイムで障害を抜け出したように、本来は障害巧者で高重量戦でパフォーマンスを上げてくるタイプです。
あとはばんえい菊花賞の勝ち馬ニシキウンカイ。山鳩賞では障害でヒザを着いて8着に敗れましたが、前々走では障害スムーズで4着と上々の内容だったので一考します。ばんえい菊花賞はメンバー中最軽量での勝利でしたが、今回もメンバー中最軽量の斤量690㎏です。
◎ (7)フクトク
○ (1)ニシキエーカン
▲ (2)アサヒリュウセイ
△ (10)ホクショウユウキ
△ (3)テンカムソウ
△ (4)ニシキウンカイ
馬複
7-1,2 各2000円
7-10 1000円
7-3,4 各500円