トータルバランスでホッカイヒカル浮上
2008年シーズンで重賞2着こそあったものの1つも勝てなかったトモエパワーがばんえい記念3連覇を果たしたように、ばんえい記念は他のレースとは別物です。しかし、そこから更に成績が悪くなった2010~2012年は勝つことができませんでした。つまり、ばんえい記念は、これまでのばんえい記念の実績と近走の調子(近走の重賞での成績)がいい馬を狙うのがポイントとなります。
前記したトータルバランスから◎はホッカイヒカルという結論になりました。ホッカイヒカルは昨年のばんえい記念は初経験で4着、近走の重賞チャンピオンカップも勝って好調です。テンに置かれながらも、あまり刻まずに地味に地道に前進するレースぶりはまさに高重量戦向きと言えるでしょう。
○は今シーズンの重賞は北斗賞を勝ったのみですが、その他の重賞でもすべて4着以内のキタノタイショウ。キタノタイショウは、3歳時は直線の末脚頼みのタイプでしたが、キャリアを積むにつれて障害がうまくなり、今は万能型です。近走の重賞チャンピオンカップでもメンバー中ではホッカイヒカルに次ぐ4着でした。
▲は一昨年のばんえい記念の勝ち馬カネサブラック。昨年のばんえい記念は調子を落として不出走でしたが、2009~2010年の2着馬でもあります。もしこのレースを勝てばスーパーペガサスと並ぶ重賞最多勝記録20勝の記録を塗り替えることになりますが、さすがにかつての勢いは感じられないので狙い下げました。
あとは△にばんえい記念は初挑戦となりますが、今シーズン重賞2勝のギンガリュウセイ。他ではばんえい記念は5回挑戦して2回の3着が最高着順ですが、近年のばんえい記念よりレベルが低いこと、目下2連勝の近走の調子から警戒したいナリタボブサップ。
◎ (3)ホッカイヒカル
○ (6)キタノタイショウ
▲ (1)カネサブラック
△ (5)ギンガリュウセイ
△ (4)ナリタボブサップ
馬複
3-6,1,5,4 各1500円