地方競馬の年度表彰「NARグランプリ2012」の発表があり、ばんえい最優秀馬には、重賞で3勝を挙げたカネサブラック(松井浩文厩舎)が2年連続で選出されました。今年も幸先よく帯広記念を制覇しており、今後も活躍が期待されます。なお、表彰式は、2月7日に東京都内にて実施されます。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
1月19日(土)のメイン第10レースは、ベテルギウス特別(B1級-1組・17:05発走予定)。
5頭いるプロキオン特別(1月6日・B1級-1・2組決勝)組が力量上位といえます。なかでも注目は5着(2番人気)だったキタノオーロラ。決め手上位で、よほど位置取りが悪くなければ突き抜ける力がありますが、前走は流れに乗れませんでした。B1級-1組で何度も好走している実力は確かで、巻き返しを期待したいところです。
プロキオン特別を鮮やかに逃げ切って2連勝中のペガサスプリティーは障害次第のタイプだけに、賞金別定重量が10キロ増になるのは心配です。とはいえ、好調さでは最上位の存在といえます。
マルゼンチカラは前走10番人気ながら、4着に好走。今年で11歳となりますが、若馬に負けない元気いっぱいの走りを披露しています。流れの落ち着く特別のほうが向く印象だけに、引き続き警戒が必要でしょう。
別路線組では、メンコイワタシに注目。B1昇級後も堅実なレースぶり。プロキオン特別は回避し、ここが初のB1級特別挑戦となりますが、障害巧者だけに心配ないでしょう。
1月20日(日)のメイン第10レースは、睦月特別(オープン・17:05発走予定)。
ナリタボブサップに注目です。1番人気に推された前走帯広記念では第2障害で体勢を崩して8着でしたが、障害巧者だけに立て直しが見込めます。賞金別定15キロ増となりますが、出走全馬が10キロ以上のハンデを課せられており、重量面でさほど不利な印象もありません。
前走帯広記念を含めオープンで3走連続して4着なのがキタノタイショウ。前走より負担重量が軽くなるのはプラスで、障害さえスムーズなら、自慢の末脚が炸裂するかもしれません。
近8戦を2勝、2着5回、3着1回の好成績でオープンに昇級してきたアオノレクサスや、障害次第ではホクショウダイヤ、フクドリも上位進出が期待できます。
1月21日(月)のメイン第10レースは、大寒特別(A1・A2級決勝混合・17:05発走予定)。A1級-2組混合予選(14日第9レース)、A2級-2組予選(12日第11レース)の上位馬による一戦です。
A1級-2組混合予選組が有力でしょうが、強い勝ち方をしたキンノカミの回避によって、混戦模様になりました。ひとまず2着だったトレジャーハンターに期待します。早めに障害を越えながら踏ん張り切れないレース続き。予選でも同じようなレースぶりでしたが、相手関係が下がっていたこともあり、久々に連対を確保しました。今回はA2級との混合とさらに相手が楽になっており、引き続き上位進出が狙えそうです。
A1級-2組混合予選3着で昨年11月にはオープン特別でカネサブラックの3着があるホクショウバトルや、A1級-2組混合予選では5着でしたが、障害はひと腰クリアと良化がうかがえるミサキスペシャルも楽しみです。