12月15日(土)の開催より、ばんえい競馬において「七重勝単勝式」馬券のインターネット発売が開始されます。一日のレースのなかで指定する7レースの1着馬を当てるもの。オッズ・パークの提供するサービス「オッズパークLOTO」を通じての販売となります。なお、投票にはオッズ・パークへの登録(無料)が必要となります(詳細はこちら)。
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12月8日(土)のメイン第11レースは、射手座特別(B2級-1組・17:05発走予定)。出走10頭中3歳が2頭、4歳が5頭と若い世代が中心のメンバー構成です。
3歳馬アサヒリュウセイが中心でしょう。夏場は不振でしたが、体重が回復するにつれ調子を上げ、ばんえい菊花賞3着のあと目下4連勝中と完全復調を感じさせます。近走、最後まで踏ん張れたのは軽めの馬場だったことも大きそうですが、初の古馬混合特別のここでも好走できれば、先々が楽しみになりそうです。
5歳以上の古馬の筆頭格はアローファイターでしょう。オープン経験がある実績は断然。今季は今回が初の特別となりますが、近走の軽馬場での早い流れにも対応しています。アサヒリュウセイとの対戦では分が悪いですが、特別となるここはキャリアで逆転も一考できそうです。
10歳のマルゼンチカラは8走連続5着以内と近走大崩れがありません。障害に課題があるので、特別の重量増は歓迎とはいえませんが、好調さを生かしたいところでしょう。
ばんえい菊花賞4着のテンカムソウは近走では追走に苦労している印象。流れが落ち着く特別になって変わり身に期待です。
12月9日(日)のメイン第11レースは、師走特別(オープン混合・17:05発走予定)。
オープン馬が4頭いますが、一線級はほとんど次週の重賞・ドリームエイジカップにまわっているためA1級馬にも勝機がありそう。その筆頭はアオノレクサスでしょう。末の甘さも見せずに4戦連続連対中と好調を持続しています。その4戦で、今回出走のA1級馬のほとんどに先着。昨季後半は、オープン混合戦で勝利がある実績も魅力です。
オープン昇級初戦のニシキセンプーにも注目。こちらも昨季後半はオープン-1組で好勝負していました。アオノレクサスとは同重量の争いだけに、障害次第では差し切るシーンもありそうです。
シベチャタイガーはA1級から重賞に挑戦し、9月の岩見沢記念3着、10月の北見記念2着の実績があり、格負けしていません。
12月10日(月)のメイン第11レースは、ターコイズ特別(A2級-1組・17:05発走予定)。前開催のトドワラ特別(A2・B1級決勝混合)の上位3頭が有力でしょう。
そのトドワラ特別は、マルモスペシャルがクロフネオーザンとの追い比べを制し勝利しました。
マルモスペシャルは8月から10月にかけ、ひと息入れられましたが、その後5走が5、3、1、2、1着の好内容。安定した障害力が武器でここも上位争い必至でしょう。
2着クロフネオーザンはテンに置かれる面もありますが、前々走(4着)が第2障害2番手、前走が障害先頭クリアと先行策が取れ、好結果に結びついています。障害巧者だけにここも前半の位置取り次第といえそうです。
1番人気で3着だったコーネルですが、障害の甘さが出た格好。しかし、末脚を伸ばしきっちり3着にまとめたあたりは底力を感じさせました。
トドワラ特別組以外ではスギノハリアーに注目。前走はやや相手が楽だったA2級-2組特別でしたが、第2障害先頭から押し切って貫録を示しました。2走前のA2級-1組特別では、マルモスペシャルの4着。再び相手強化のここでどんな戦いを見せるでしょうか。