藤本匠騎手が先週は3勝を挙げ、ばんえい通算最多勝利記録(3299勝)まであと3勝と迫っています。早ければ今週の開催での達成が予想されます。大記録達成の瞬間をお見逃しなく。
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9月1日(土)のメイン第11レースは、アルタイル特別(A1級混合・20:00発走予定)。A1級2頭、A2級7頭により争われます。
A1級馬オレワスゴイに6月以来となる勝利が期待できそうです。その6月の勝利以降、負けても10秒差前後以内と大崩れがありません。前走の青毛馬限定戦では50キロ差のトップハンデで、最軽量馬に逃げ切りを許したものの、それぞれ20キロ、40キロ軽い馬と追い比べの末2着をキープしたレースぶりは貫録を感じさせました。近走に比べ相手関係が楽で、障害に不安があるメンバー多数のここでは、障害巧者のこの馬が主役といえます。
相手も同じくA1級のアアモンドヤマト。障害に不安があるタイプですが、こちらも6月に勝ち星を挙げてから掲示板確保が6回と惜しいレースが多数あります。確かな末脚が魅力です。
A2級馬では、伸び盛りの6歳馬2頭、ジャングルソング、ホクショウバンクに期待。ジャングルソングも障害次第の面はありますが、このメンバーに入れば決め手で上位の存在です。ホクショウバンクは昨季終盤はオープン下位で好走していた力量馬。障害さえこなせれば押し切りもありそうです。
9月2日(日)のメイン第11レースは、ゴールデンホース賞(3歳以上栗毛馬選抜・20:00発走予定)。毛色別特別の第2弾で、B4級以上の栗毛馬から通算収得賞金順に出走馬が選出されます。
オープン馬キタノタイショウに期待します。昨年のこのレースでは1番人気ながら6着に敗れましたが、今季は開幕から一度も5着を外しておらず、7月の北斗賞では古馬重賞初制覇を飾るなど、ひと皮むけた印象です。今年もトップハンデですが、今度こそ期待にこたえてくれそうです。
焦点は相手探しといえ、その筆頭がユーファンタジー。2、3走前の特別では695キロで大敗していますが、今回は特別とはいえ680キロだけに、登坂もスムーズにこなせるはず。差し切るシーンも一考できます。
先週行われた黒毛馬限定戦では最軽量馬が逃げ切り勝ちを収めており、ここでもA2級の3歳馬ニシキエーカン、同じくA2級で昨年のこのレースで2着だった牝馬ワタシハキレイズキらに警戒が必要でしょう。
9月3日(月)のメイン第11レースは、長月特別(A2級・20:00発走予定)。
前走のA2・B1級決勝混合で圧勝したキタノストロングがひとまず中心でしょう。第2障害3番手から、早めに抜け出し突き放す余裕のレースでした。今回の別定10キロ増は障害に不安があるこの馬にとって歓迎ではありませんが、ここでも好走できれば先々が楽しみになりそうです。
シベチャタイガーは同じ前走で3着。毎回障害の巧さは見せていますが、なかなか粘り込めません。平場戦では2戦連続でキタノストロングに先着されていますが、8月5日のA2級-1組特別では、こちらのほうが上の着順でした。今回は逆転を狙います。
インフィニティーも前述両馬と同じ前走を使われ9着でした。とはいえ、それまではA2級-2組特別、A2級-1組平場と2連勝していました。立て直しに期待でしょう。