8月12日(日)のメインには、ばんえいグランプリが組まれています。ファン投票による夏の古馬頂上決戦で、今年も精鋭8頭(ホッカイヒカルが出走取消)が揃いました。翌13日(月)には、十勝地方、夏の風物詩・第62回勝毎花火大会(十勝川河川敷特設会場・19:30スタート)も行われ、こちらは競馬場からもご覧になれます。
なお、この両日のメインを含む2レースは、大井競馬場・南関東各場外発売所などで発売されます(イベント情報は・12日はこちら、13日はこちら)。
※帯広競馬場でのイベントはこちら
8月11日(土)のメイン第11レースは、北海道ガーデンショー記念(B1級-1・2組決勝・20:00発走予定)。8月4日第10レース(B1級-2組)、5日第10レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
注目は5日第10レースで接戦をモノにしたキタノドリーマー。ブラックパール、ヤマトジャイナー(今回はともに回避)との追い比べの末、今季3勝目を挙げました。今回は特別で別定5キロ増となりますが、軽めの馬場になりそうなだけに、さほど苦にしないでしょう。6月25日のB1級-1組特別を制した実績も魅力です。
ホンベツイチバンは同じ前走で5着と敗れましたが、わずか3秒6差。キタノドリーマーとのハンデ差が広がるここは、逆転まで視野に入りそうです。
出走取消後の2戦は精彩を欠いていたニシキエースですが、前走5日第10レース4着で復活気配。出走取消前は、B1級-1組特別でキタノドリーマーの僅差2着という実績があり、本調子なら侮れないところです。
4日第10レース組では、逃げ切り快勝のカツタカラヒメが回避。4着で障害巧者のキョウエイボーイに期待がかかります。
8月12日(日)のメイン第11レースは、重賞・第24回ばんえいグランプリ(20:00発走予定)。ファン投票選出馬に、通算収得賞金順での上位馬を加えた8頭(ホッカイヒカルが出走取消)により争われます。
今季の収得賞金60万円につき10キロ増となる別定重量戦で、カネサブラック、キタノタイショウ、ホクショウダイヤが10キロ増の830キロで出走します。
7月15日に行われた重賞・北斗賞のほぼ再戦。同レースの2着馬カネサブラックの軸不動といえます。10キロ軽いキタノタイショウが第2障害2番手から早めに先頭に立ち押し切って勝利を収めましたが、カネサブラックも差のない障害3番手から、一旦は突き放されたキタノタイショウとの差を着実に詰め、見せ場十分でした。今回は同重量となっただけに、雪辱を果たすシーンが期待できます。
相手争いは横一戦。ホクショウダイヤは北斗賞3着で、このレースでも2年連続して3着と好相性を見せています。軽馬場が予想されるここは、一気の差し切りもありそう。
キタノタイショウは、北斗賞と同じくらいの障害のカカリを見せれば、ここも勝利のチャンス。こちらも軽馬場は歓迎でしょう。
10年のこのレースの覇者で前述3頭より負担重量が有利なナリタボブサップも差はありません。
この日の第9レースには2歳牝馬オープンによる白菊賞(18:45発走予定)が組まれています。2歳A級-2組勝ちがあるミドリユー、ナナノチカラらが中心でしょう。
第10レースには定量500キロのスピード決戦・稲妻賞(19:20発走予定)も行われます。こちらは目下2連勝中で、同条件2戦2勝のオイドンの相手探しでしょう。
8月13日(月)のメイン第11レースは、勝毎花火大会記念(A2級-2組・19:25発走予定)。勝ち味に遅い馬が多く混戦模様です。
ひとまず障害巧者のクロフネオーザンに期待。今季13戦して1勝、2、3着各2回で、大きな着順のレースでも障害で崩れて敗れたのは少なく、とにかく流れに結果が左右されるタイプ。前走A2・B1級-2・3組決勝でも末脚を伸ばし僅差4着に入っています。
5月にはA1級相手に勝利を収めているインフィニティー、今季4戦目以降は敗れたレースもすべて10秒差以内と大崩れの少ないコーネル、5歳の実力馬リキエイらにも注目です。