鈴木恵介騎手が1月15日第5レースで勝利し、3年連続での年間200勝を達成しました。2009年度は3月28日に、2010年度は3月19日にそれぞれ200勝をマークしていますが、今年は過去2年を大幅に上回るペースでの大台到達となりました。昨年度に自身がマークしたばんえいの年間最多勝206勝の更新はほぼ確実。どこまで勝ち星を積み重ねられるかに注目が集まります。
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1月21日(土)のメイン第11レースは大寒特別(A1級-1組・17:05発走予定)。
主力は6頭が出走していた屈斜路湖特別(オープン-2組)組でしょう。なかでも注目は3着マルモスペシャル。逃げ切り勝ちを収めたキタノダイチ、2着に食い下がったミサキスペシャルの両馬からはやや離されましたが、第2障害ひと腰からしっかりと末脚を伸ばしてきました。勝ち切れない面はありますが、この上位2頭がともに今回はさらに5キロ増(別定10キロ)となるのに対し、マルモスペシャルは据え置き(別定5キロ)の負担重量。もう少し前の位置取りでレースを進められれば、今年初勝利が見込めます。
同じ前走で1番人気を裏切り6着のシベチャタイガーも巻き返しを期します。キタノダイチとほぼ同時に障害をクリアしたものの伸び切れませんでしたが、この馬も今回、負担重量は据え置き(別定10キロ)です。
他路線組では、前走アルデバラン特別(A2・B1級決勝混合)で好位抜け出しを決め快勝したフジカチドキが楽しみです。
1月22日(日)のメイン第11レースは柏林馬事公苑特別(オープン-1組・17:05発走予定)。出走9頭中、前開催の睦月特別(オープン-1組)のメンバーが8頭を占める組み合わせです。
同レース2着のニシキダイジンが雪辱を期します。第2障害を先頭で越え、35キロ軽いトレジャーハンターに残り30メートル付近で交わされたものの、ゴール前では差し返そうかという勢い。負けて強しの内容でした。引き続きトップハンデですが、今回こそ負けられません。
僅差3着に追い込んだニシキセンプーはオープン-1組で好走したことで自信をつけているはず。同じく5着に差してきたホッカイヒカル、4着に踏ん張ったギンガリュウセイらも負担重量差を生かしてニシキダイジンに迫ります。
1月23日(月)のメイン第11レースは白雪賞(4歳オープン・17:05発走予定)。3月18日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳)の4歳トライアルです。
360万円未満から120万円未満までの10頭立て。トップハンデがオイドン、ニュータカラコマの720キロ、最軽量が牝馬のブラックパールの670キロとなりました。
注目は牡馬としては最軽量690キロのタッピイサム。別定重量で争われた10月のばんえい菊花賞(馬場水分7.9%)では逃げて、ゴール寸前まで辛抱し2着に好走しています。定量戦のばんえいダービー7着は力負けといえますが、再び別定重量の今回は再浮上が期待できます。十勝地方は好天が続いていましたが、前日から雪予報が出ているのは、この馬にプラスに働きそうです。
ばんえいダービー2着レットフジ、同5着フナノコーネル、同6着フジダイビクトリーらが相手候補といえそう。ともに重賞で連対実績があり、700キロは恵まれた印象です。
逆に雪の影響が少なければ、トップハンデの2頭が力を見せつける場面もありそうです。