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2011年11月20日 アーカイブ

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11/20ばんえいオークス回顧

2011年11月20日(日)

アグリコトブキが3歳女王に君臨!

 20日(日)は3歳牝馬の頂上決戦・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のアグリコトブキが優勝。重賞初制覇を果たすとともに、同世代牝馬の頂点に君臨しました。

 このレースの前から小雨が降り始めたものの、砂を湿らすほどではなく、馬場水分は2.7%とやや重め。道中はツジノサクラが先行して、アアモンドマツカゼ、カムイカリンもこの一角。マリンチャンスがやや追走に苦労するも、他馬はほぼ横一線。障害が近づくにつれて徐々に隊列は入り乱れますが、それでもアアモンドマツカゼ、ツジノサクラの順で第2障害下にたどり着きました。
 ここでツジノサクラが勢いをつけたまま第2障害速攻。一気に天板まで駆け上がります。アアモンドマツカゼ、カムイカリンも負けじと早めの仕掛けで続きます。しかし結果的に厳しかったか、ツジノサクラが天板でヒザ折り、そして転倒。その間にアグリコトブキ、アアモンドマツカゼ、ブラックパールが順々にクリアし、やや遅れてトモエウンカイ、ヒメサマが追撃態勢に入りました。
 前を行く3頭のなかではブラックパールの脚いろが際立っており、先頭をうかがう勢い。しかしアグリコトブキも懸命に粘ります。残り10メートルを切ってからはこの2頭の争いとなり、結局わずか0秒5、アタマほどの差でアグリコトブキが逃げ切りました。障害6番手から追い上げたヘイセイオトメが3着で入線。

 アグリコトブキは黒ユリ賞4着などがありましたが、前述の通りこれが重賞初制覇。とはいえ、近況は特別のばんえいプリンセス賞勝ちを含め6戦連続3着以内と、抜群の安定感を発揮しており、ここへきてだいぶ力をつけてきた印象です。近年は3歳三冠での牝馬勢の活躍が目立っているだけに、出走してくればばんえいダービーでも目が離せない1頭となりそうです。
 ブラックパールは黒ユリ賞2着に続き、またしてもタイトルを逃してしまいました。しかし今回見せたしぶとい末脚はこの馬の武器。展開次第でタイトルゲットのチャンスも十分です。
 ヘイセイオトメは鋭い末脚を発揮して3着。障害さえ無難に越えられれば重賞に手が届く器で、今後その課題を克服できるか注目です。

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鈴木恵介騎手「最後の叩き合いはよく頑張ってくれましたね。プレッシャーは特になかったですし、厩舎サイドが最高の仕上げをしてくれました」

11/20ばんえいオークス予想 山崎エリカ

時計の掛かる高重量戦ならトモエウンカイ

 ばんえいプリンセス賞の再戦となるばんえいオークス。おそらく1番人気は安定した成績のばんえいプリンセス賞の3着馬ブラックパールでしょう。確かに同馬は障害で膝をつかなければばんえいプリンセス賞で1番人気に応えられていた可能性もありますが、後方からの脚質ゆえに障害では急いで動かなければならず、しかたのない結果だったとも受け取れます。

 そこで今回◎に推したいのは、ばんえいプリンセス賞の2着馬トモエウンカイです。近2走は障害で手間取って5着、4着に敗れているのですが、高重量の牝馬限定戦でゆったりとしたペースが濃厚のここなら、積極的に行って、障害で多少手間取っても直線で挽回できると見ます。

 ○は前記したブラックパール。特に弱点もない反面、パンチ不足のタイプだけに今回でも善戦止まりに終わる可能性も高いと見て、狙い下げました。人気との兼ね合いを考えると、対抗評価が妥当でしょう。

 ▲はばんえいプリンセス賞の勝ち馬でアグリコトブキ。競り負けしたとはいえ、前走内容も上々でした。小細工なしの競馬ぶりから将来はもっともっと強くなりそうですが、優等生的な競馬ゆえ、高重量戦のここでは苦戦する可能性も考えられます。

 あとは△にばんえいプリンセス賞では6着でしたが、その後力をつけたアグリローズと目下2連勝中の勢いが魅力のカムイカリン。

 ◎ (9)トモエウンカイ
 ○ (8)ブラックパール
 ▲ (6)アグリコトブキ
 △ (4)アグリローズ
 △ (1)カムイカリン

 馬複
 8-9 2500円
 6-9 1500円
 9-4,1 各1000円

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