先週からスタートした、12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの争い・ばんえい甲子園。10月30日に行われた予選第1弾・北見産駒特別は、カイセキンザンが勝ち、2着がサクセスクィーン。この2頭が決勝戦であるヤングチャンピオンシップへの挑戦権を得ました。今週の日曜、11月6日の第9レースには予選第2弾・十勝産駒特別が組まれています。予選のなかでも、毎年もっともレベルの高いメンバーが揃う一戦。今年もぜひご注目ください。
11月5日(土)のメイン第11レースにはクラブツーリズムカップ(オープン・A2級決勝混合・17:05発走予定)が行われます。10月29日第10レース(オープン-3組混合)、30日第10レース(A2級-2組)の上位馬による一戦。実力伯仲で混戦模様です。
30日第10レースの勝ち馬カネミセンショーは、2番手で第2障害を越えると、逃げるミノルユウセンをはかったように差し切りました。成績が安定しないのが悩みですが、障害のキレも戻っており、引き続き好走できそうです。
29日第10レースからは、1番人気にこたえて快勝したイッスンボウシ、同2着で9月にはオープン-2組混合特別でも2着があるワタシハキレイズキらが有力視されそうです。
11月6日(日)のメイン第11レースはオータムカップ(オープン-1組混合・17:05発走予定)。
オープンの2頭、ホッカイヒカル、ニシキセンプーと、準オープン(360万円未満)のアグリミズキによる三つどもえです。
ホッカイヒカルは、オープン一線級との戦いでは歯が立ちませんが、オープン-2組混合特別では、7月10日戦や3走前でともに1着など主役級の活躍をしています。今回のメンバーなら、ギンガリュウセイ、カネサブラックらが相手だった前々走茜空特別(8着)、前走北見記念(5着)からの巻き返しは必至でしょう。
茜空特別では7着だったニシキセンプーにも同じことがいえますが、両馬とも差しタイプ。先行力があり障害巧者のアグリミズキにもチャンスがありそうです。体重が暫減傾向にあるのは心配ですが、今季21戦して5着以内が20回と相手なりに駆けるタイプ。ホッカイヒカル、ニシキセンプーとは20キロ差でほぼ互角の戦いをしており、今回の両馬との25キロ差は有利といえます。
この日の第9レースには十勝産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの予選で、十勝管内産の収得賞金上位馬による争いです。
ここには、重賞・ナナカマド賞の勝ち馬ブラックボス、同2着ニシキエーカンが登場します。両馬とも別定10キロ増でトップハンデですが、勝負圏内と思われる馬はすべて別定5キロを課せられており、ハンデ差がさほどつきません。当然上位争いできそうです。
11月7日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー杯(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第12レース(B1級-1組)、31日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
10月24日の霜降特別(B1・B2級決勝混合)の1、2着馬ライズドラゴン、ヒロノドラゴンを中心に混戦が予想されます。両馬は30日第12レースではそれぞれ5、3着でしたが、障害力が生かせる特別戦なら巻き返しは当然といえます。
割って入るとしたら、減量特典がある若い4歳馬たち。なかでも30日第12レースで2着に入ったリキエイ、同馬と4歳オープンで接戦を繰り広げているホンベツイチバン(31日第8レース4着)が有力でしょう。