ホクショウバトル、復活の重賞2勝目
18日(日)に行われた重賞・銀河賞(4歳オープン)は、ホクショウバトルが優勝。2歳時にヤングチャンピオンシップを勝った実力馬が、単勝8番人気の低評価を覆して重賞2勝目を挙げました。
道中はホクショウバトルやレットダイヤ、ダイリンビューティなどが先行態勢。アウルメンバー、トレジャーハンターあたりは後方から慎重にレースを進めましたが、そのほかはほぼ横一線で第2障害を迎えました。
真っ先に第2障害に挑んだのはダイリンビューティ。それを見てホクショウバトル、ファーストスターも登坂を開始します。なかでも抜群のかかりを見せたのはホクショウバトルで、一気に荷物を曳き上げると先頭で障害をクリアしました。1馬身ほどの差でファーストスターが続き、以下ミスタートカチ、リキエイも圏内で障害を下りていきました。
逃げるホクショウバトルと追うファーストスターは激しい叩き合いを演じますが、2頭の差はいっこうに縮まらず。残り10メートルを切っても差はそのままで、結局ホクショウバトルが逃げ切ってゴールイン。ファーストスターはソリが半ばまでゴール線を越えて2着と思われましたが、そこでヒザを折って膠着し、そして転倒。その間に障害4番手から脚を伸ばしていたリキエイがかわして2着入線。さらに5番手から一気に伸びたトレジャーハンターが3着となりました。なおファーストスターは結局立て直すことができず、競走中止となっています。
世代トップクラスの力を持ちながら、3歳三冠では見せ場がなかったホクショウバトル。しかし今季は古馬A級と互角以上のレースを演じており、地力の高さを示していました。今回はハンデ差もありましたが、このレースぶりならさらなる活躍が期待できるでしょう。
藤野俊一騎手「今年はシーズン途中から使われて状態はよかったし、雨にも恵まれましたね。馬主さんから前々での競馬を指示されていたので、少し無理して前々で競馬をしました。またこういう馬場なら活躍できると思います」