先々週には銀河賞、先週は岩見沢記念、そして来週がナナカマド賞と秋のばんえい競馬はビッグレースが目白押し。今週は重賞が組まれていませんが、3日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が行われます。再来週(10月17日)に実施される重賞・クインカップの前哨戦として注目です。当日、帯広競馬場では、バラフェスタが開催されます。
また同日、Aiba札幌駅前場外では、古谷剛彦さん、太田裕士さんによる場立ち予想会も行われます。お近くの方はぜひお越しください。
10月2日(土)のメイン第11レースは桔梗特別(A1級-1組・20:00発走予定)。
前開催の豊頃町開町130周年記念(A1級-1組)を制したナカゼンスピードがここも主役といえそうです。近5走が2、2、2、1、1着と連対継続中。その5戦で、今回のメンバー中、一度も対戦がなかったシベチャタイガーを除く8頭に先着している実績があります。ここを勝ってオープン昇級となるでしょうか。
ナカゼンスピードの近3走で一緒に走って1、2、3着のニシキユウも有力。豊頃町開町130周年記念は3着でしたが、ナカゼンスピードをけん制し早めに仕掛ける勝ちにいく競馬をしての結果です。当時30キロだったハンデ差が35キロに広がる今回は逆転の可能性がありそうです。
トカチタカラも侮れない1頭。前々走はオープン-1組特別でカネサブラックの6秒2差4着があります。
7月にA1級特別で連勝している4歳馬アオノレクサスや、A2級で2連勝してここに臨むタケタカラニシキも争覇圏でしょう。
10月3日(日)のメイン第11レースは紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:00発走予定)。
4歳重賞・銀河賞で牝馬最先着の6着ワタシハキレイズキに期待します。障害巧者で、最後までしっかり歩ける脚もあるタイプ。3歳牝馬三冠(当時)では、二冠目・ばんえいプリンセス賞を制し、三冠目・ばんえいオークスでも2着に入った世代上位の実力馬です。
4戦連続連対中のホクショウマドンナ、近5走で4連対のヒマワリカツヒメが続く存在。ともにばんえいオークス以来となる同世代限定のオープン特別出走となりますが、ハンデも有利で昇り調子だけに上位進出が狙えそう。特に、ヒマワリカツヒメ(ばんえいオークス3着)は強烈な決め手があり、障害さえ無難なら一気の首位奪取も考えられます。
コマクインは、銀河賞7着、前走A1級決勝混合6着など、このところゴール前で粘りを欠いていますが、展開次第では残り目もありそうです。
10月4日(月)のメイン第11レースに神無月特別(オープン-1組・20:00発走予定)が行われます。ナリタボブサップ、フクイズミが回避して8頭立てとなりました。
今季、メンバー中で唯一、古馬重賞での連対があるニシキダイジンが実力上位ですが、重賞以外ではやや安定味を欠く傾向もあります。
前走岩見沢記念は5着も得意の負担重量に戻るホクショウダイヤ、メンバーが手薄だったとはいえ7月にオープン-1組特別制覇のギンガリュウセイ、4歳重賞・銀河賞を含め3連勝と勢いに乗るキタノタイショウらにもチャンスがありそうです。