7月18日(日)のメインには重賞・北斗賞が行われます。昨年まで古馬重賞の定量戦は、年度末のばんえい記念とこのレースの2つでしたが、今年から北斗賞は賞金別定重量(本年度の収得賞金100万円につき10キロ増)に条件が変更となりました。しかし、牡馬800キロ(4歳のキタノタイショウのみ790キロ)、牝馬780キロと全馬加増なし。ハンデ差なしの争いだけに、力どおりの決着が見込めそうです。
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7月17日(土)のメイン第11レースはアイスラガー特別(A2級-1・2組決勝・20:00発走予定)。7月10日第10レース(A2級-1組)と11日第9レース(A2級-2組)の上位馬による一戦です。出走馬の重量区分は、10頭すべて250万円未満となっています。
コマクインは前走A2級-1組での勝利を含め今季10戦6連対、3着3回の上がり馬です。一本調子の逃げ馬なので、展開次第という面はありますが、果敢にハナを奪い、先頭で第2障害に挑む姿は牡馬顔負けのものがあります。2走前の4歳重賞・柏林賞では670キロで2着に粘っており、今回の665キロは心配なさそう。連勝の可能性は十分でしょう。
タケタカラニシキはA2級-1組(馬場水分4.6%)では5着でしたが、止めずに第2障害に挑む馬が続出するなど、ハイペースが祟った感があります。しかし、基礎重量が増えるここは流れも落ち着くはず。前々走のA1・A2級決勝混合特別では力の違いをみせつけて勝利しており、巻き返しが期待できそうです。
そのA1・A2級決勝混合特別、前走A2級-2組を含め3戦連続2着のカミナリや、柏林賞5着で、A2級-1組4着のフクドリらもひと押しがきけば連争いに加われそうです。
7月18日(日)のメイン第11レースには重賞・第18回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。
注目は前走のオープン-1組特別でやっと今季初勝利を挙げたカネサブラック。ばんえい記念、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と2着続きの悪い流れを断ち切れたのがなによりです。どんな展開になっても崩れない柔軟性がありますが、ここは自ら主導権を奪うくらいの気迫で、なんとしても連覇を成し遂げたいところです。
フクイズミは旭川記念ではゴール前でカネサブラックを競り落とし連覇を達成しました。前走白夜賞(芦毛馬限定)では軽ハンデ馬に不覚をとり2着でしたが、基礎重量は重いほうが走りに安定感が出るタイプ。昨年4着の雪辱を果たしたいところでしょう。
この一騎打ちが濃厚ですが、割って入るとしたらニシキダイジンでしょうか。今季は、ばんえい十勝オッズパーク杯4着、旭川記念3着と重賞での安定感が光ります。ただ、単騎逃げと、相当展開に恵まれた旭川記念でも前述両馬に差し切られていることから、あっても一角崩しまででしょう。
ナリタボブサップは重賞では、08年のこのレース以来、勝利がありません。重賞には通算35回出走し、馬場水分が2.8%未満のときは【0.0.3.9】。逆に4.5%以上のときは【2.6.3.1】(2.9%以上4.4%以下では【2.1.1.7】)と馬場状態に結果が大きく左右されるタイプのようです。ここは雨でも降らない限り、連下までの評価が妥当でしょう。
7月19日(月)のメイン第11レースは北海道競馬記者クラブ特別(A1級-1・2組決勝・20:00発走予定)。7月11日第10レース(A1級-1組)と12日第10レース(A1級-2組)の上位馬による一戦です。出走馬の重量区分は、400万円未満5頭、320万円未満5頭です。
前走A1級-2組で2着のスーパークリントンに期待。先頭でほぼ同時に第2障害を越えた30キロ軽いニシキユウに突き放されかけましたが、ゴール前で巻き返してコンマ5秒差の惜敗でした。今回が叩き4戦目で、基礎重量が増える特別戦。昨季までオープン1組で好勝負していた実績からいっても負けられません。
同3着ツジノコウフクも昨季はオープン特別で上位入線の実績。このところ障害のキレも悪くありません。
前走A1級-1組で勝利したミノルタイソン、同3着アオノレクサスらは好調さに加えて、軽量が魅力。オープン経験馬たちが相手でも一歩も引かない戦いができそうです。