藤本匠騎手(48歳・西邑春夫厩舎)が7月3日(土)第8レースで勝利し、通算3000勝を達成。ばんえいでは、"ミスターばんえい"こと金山明彦元騎手(現調教師・通算3299勝)が97年に達成して以来2人目の快挙となりました。08年度は165勝、09年度は133勝、そして今年度も24勝(7月5日終了現在)と順調に勝ち星を伸ばしており、最多勝記録を塗り替える日もそう遠くはないかもしれません。
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7月10日(土)のメイン第11レースはオニオン特別(B2級-1組・20:00発走予定)。出走馬の重量区分は、200万円未満3頭、160万円未満6頭となっています。
3歳馬トレジャーハンターに注目。前走B1・B2決勝混合では、かつて準オープンなどで活躍していた実力馬ハヤテショウリキの追い込みを完封し勝ち星を挙げています。今回が200万円未満(重量区分)への昇級戦。ハンデは近走より厳しくなりますが、どんなレースを見せてくれるか楽しみです。
同馬と近2走で対戦しほぼ互角の戦いぶりのライズドラゴン、キタノストロングの両馬や、今季9戦してうち7戦が3着以内と好調なトモエブラックも侮れません。
7月11日(日)のメイン第11レースはミントスポット杯(オープン-1組・20:00発走予定)。出走馬の重量区分はすべてオープンとなっています。次週に重賞・北斗賞が行われるため、オープン-1組としてはやや手薄なメンバー構成となりました。
ヤマノミントは前走のオープン-1組特別で2着に健闘。勝ったカネサブラックより5キロ重かったものの、最後まで必死に食らいついたレース内容はこの馬の底力を示すものでした。今回も引き続きトップハンデですが、相手が格段に下がっており、断然の主役といえそうです。
ギンガリュウセイは前走オープン-2組特別で2着ウメノタイショウを14秒3もちぎる圧勝劇を演じています。ヤマノミントは強敵ですが、力を出し切ればさほど差はないはずです。
同じオープン-2組特別ではやや離された2、3着のウメノタイショウ、アローファイターも相手関係から、連争いの資格がありそうです。
7月12日(月)のメイン第11レースはハッカ記念館特別(B1級-1組・20:00発走予定)。250万円未満(重量区分)の実力古馬5頭に、すべて3、4歳馬である200万円未満(重量区分)の5頭が挑みます。
250万円未満勢の筆頭格はキョウワテンリュウ。前走白夜賞(芦毛馬選抜)ではハンデ差があったとはいえフクイズミを破るなど、今季10戦して8連対、3着2回と勢いがあります。トップハンデが克服できれば、勝ち負けは間違いのないところでしょう。
スピードタイプのハヤテショウリキにとって、雨で馬場が軽くなりそうなのは強力な援軍といえそうです。
ほかの3頭も、トウリュウは障害力、ブランドボーイは先行力、カップオーは決め手と、それぞれの持ち味を生かして上位を狙います。
若さが魅力の200万円未満勢ではインフィニティーに注目。障害力がウリですが、決め手比べになると厳しい面はあります。軽量を利してどこまで粘れるでしょうか。