今週の3日間でデー開催は一旦終了。6月19日(土)から10月11日(月)までの51日間はナイターで競馬が行われます。
なお今週より、第2障害の高さがこれまでより5センチ高い160センチに変更となります。ばんえいの見どころである第2障害での攻防がさらに楽しみになりそうです。
6月12日(土)のメイン第11レースは層雲峡特別(オープン・A1級混合-2組・17:15発走予定)。出走馬の重量区分は、オープン5頭、400万円未満3頭、320万円未満2頭です。
オープン(重量区分)組が有利でしょう。なかでも前々走のオープン-2組特別で2着に好走したウメノタイショウが中心。フクイズミの決め手に屈しましたが、この馬も最後までしっかり伸びており、状態のよさを感じさせました。オープン-1組との混合だった前走は7着でしたが、再び相手関係が楽になる今回、巻き返し必至でしょう。
これに続くのが障害巧者の2頭。ホクトキングは今季未勝利ですが、今年3月にはオープン特別で優勝とここに入れば実績上位の存在。アローファイターもやや精彩を欠いている近況ですが、相手関係的には一変があっても不思議ではありません。
10キロ軽い400万円未満(重量区分)勢では、ハマナカキングに期待。このところ特別戦で結果が出ていないのは気になりますが、オープン馬相手でも通用するスピードを持っています。
6月13日(日)のメイン第11レースはシルバーカップ(オープン・A1級混合-1組・17:15発走予定)。出走馬の重量区分は、オープン2頭、400万円未満3頭、320万円未満5頭です。
好調馬が揃い混戦模様ですが、マルミシュンキに期待します。前走のオープン-1組特別は6着。第2障害でのロスが響き、末脚を伸ばしたものの3着争いに加わるのがやっとでした。しかし、生涯56戦で前走を含め掲示板を外したのが3回だけという安定感からすれば2戦続けての凡走は考えられません。しかも今回はほとんどが格下だけに主役の座は譲れないところでしょう。
ナカゼンスピードは前走A1級-1・2組決勝での10着大敗が気になります。しかし、地力がついた今なら、昔のようにズルズルと悪いサイクルにハマることはなさそう。ばんえい十勝オッズパーク杯を制した実力を示しそうです。
別定5キロ増になってから踏ん張れませんが、ヤマノミントも相手関係的に勝ち負けが期待できます。
ナカゼンスピードと同じ前走の勝ち馬トカチタカラや、A1級で2連勝中のホシマツリらもハンデ差を生かして、上位食い込みが期待できそうです。
6月14日(月)のメイン第11レースは天人峡特別(A2級-1組・17:15発走予定)。出走馬の重量区分は、320万円未満1頭、250万円未満9頭です。
前開催のA2級-1・2組決勝特別で2着惜敗のクロフネオーザンに、軽ハンデの4歳馬2頭フクドリ、ジャングルソングが挑みます。
クロフネオーザンの前走は、障害巧者らしい安心して見ていられる内容でしたが、10キロ軽いベニインパクトにゴール前で差し切られました。しかし、今回はハンデ差が5キロに縮まることから逆転Vが当然視野に入ります。
4歳両馬は前走で同じ4歳オープン特別を使われ、フクドリは早めに先頭に立ち押し切って1着。目下4戦連続連対の勢いに乗りたいところです。一方のジャングルソングは前走では1番人気に推されましたが10着と惨敗。近2走崩れている障害が立て直されてくれば能力的に十分勝ち負けになるはずです。
クロフネオーザンと同じ前走で3着のコーネルも、気分良くレースに臨めれば差のないところでしょう。