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2009年4月27日 アーカイブ

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4/26ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2009年4月27日(月)

カネサブラック超高速決戦を制す!

 26日(日)は今年度最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜)が行われ、カネサブラックが断然の1番人気にこたえて優勝。このレース3連覇を飾るとともに、“例年どおり”シーズンのスタートダッシュを決めました。

 あいにくの雪模様で馬場水分は8.8%まで上昇し、高速決着が予想された今回。その予想どおり、超ハイペースでレースは進み、各馬ノンストップで第2障害へ。…と思われたのもつかの間、さらに止まることなく登坂を開始したのが、4番手追走のナリタボブサップ。名うての障害巧者だけにひと腰できっちり上げ切りましたが、天板付近でややもたつく展開。その隙をついてカネサブラックが一気に天板まで上がると、わずかにナリタボブサップを交わして障害をクリアしました。ここからは完全にスピード勝負。ギャロップでグイグイ加速したカネサブラックが一気にナリタボブサップとの差を広げると、ゴール前でも松田道明騎手が微動だにしない余裕の手応え。そのままゴールを駆け抜け、あっけなく同一重賞3連覇を成し遂げました。ナリタボブサップが2着に流れ込み人気サイドでの決着。終始前々で競馬していたホクショウドラゴンが、ホクショウダイヤとの叩き合いを制して3着入線を果たしています。

 カネサブラックはこれが重賞6勝目。近年は高重量戦での活躍が目立ちカネサブラック時代の到来を予感させていますが、今回見せたようにスピードも超一流。いくら軽量720キロ、馬場水分8.8%とはいえ、それを1分13秒1で運びきるのは、卓越したスピード以外の何物でもありません。そしてばんえい記念2着が示すとおりパワーも超一流。一時期のスーパーペガサスがそうだったように、それぞれが高いレベルにある究極のオールラウンダーに成長したと言えるでしょう。
 ナリタボブサップは第2障害速攻策を取りましたが、カネサブラックのスピードに屈して2着。ただ悪条件の中、この馬のレースはできた印象で、重量と展開次第ではさらにタイトルを積み重ねることができそうです。

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松田道明騎手「思ったより馬場が速かったので、切れ味のある馬に脚を使わせるために、前々でレースを引っ張っていこうと思っていました。人気だったから障害だけはきっちり越えていこうと思い、第2障害でひと呼吸入れる確実な方法を選びました。そこでひと息入れたことで折り合いもついたし、馬の体調も良かったですから、いいレースができましたね」

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