今年度のばんえい競馬も残すところ6日間。前開催を終えてのジョッキーリーディングは、藤本匠、鈴木恵介両騎手が159勝を挙げ、2着数の差で藤本騎手が1位をキープしています。3位の松田道明騎手には20勝差をつけていることから、リーディング争いはこの2名に絞られたとみていいでしょう。どちらが取っても初となるタイトルだけに、両者の騎乗ぶりから目が離せません。
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3月21日(土)のメイン第11レースは士幌高原特別(200万円未満)。
3月15日の200万円未満勝入を豪快に差し切ったフレイムスワローが中心です。そのレースで逃げ粘って2着のミノルユウセンは今回、減量騎手騎乗の恩恵がなくなるため、フレイムスワローがさらに有利になったといえるでしょう。
同じく差し脚で忘れてならないのがユーファンタジー。パワータイプの牝馬で、平場戦ではやや安定性を欠くものの、荷物を積まれる重賞・特別では確実に追い込んできます。
2連勝と勢いに乗るツジノオウカも侮れません。
3月22日(日)のメイン第11レースに白樺賞(オープン)が行われます。
ホクショウダイヤは3月15日のオープンで勝利。積極策で障害2番手からマルミシュンキをゴール前できっちり差し切りました。同世代のライバルとしてしのぎを削ってきた2頭ですが、11回目の対戦で初めてホクショウダイヤが先着。今回はマルミシュンキが不在で、相手関係的に楽になります。トップハンデ750キロですが、連勝で今季を締めくくる可能性は十分です。
障害巧者の牝馬2頭エンジュオウカン、トカチプリティー、平場オープンの大将格ホクトキングらが相手。立て直されてくればヤマノミントも力量的に差はありません。
3月23日(月)のメイン第11レースは夢見月特別(500万円未満混合)。オープンから7頭、500万円条件から2頭、400万円条件から1頭が出走します。
ここは、ニシキセンプーに期待します。前走3月15日の500万円未満勝入混合を好位抜け出しで勝利し、年明け早くも4勝目。昨年までの勝てないレース続きがウソのような変身ぶりです。もともと障害力には定評がありましたが、ここにきて末脚の確かさも身につけてきました。
エメラルドは3走前のオープン混合を逃げ切って勝利。前走の牝馬オープンでも障害に詰まったものの4着と好調を維持しています。今回は相手関係からみてハナに行けそう。また得意の重馬場が予想されるだけに、しぶとい脚を見せつけるかもしれません。
年明けにオープン混合で2着2回のワカテンザンも、格下ですが、好勝負となりそうです。