10キロ貰ったスーパークリントンの出番
ヒロインズカップ、バレンタインカップと、わりと順調な決着だったとはいえ予想は的中! おかげさまで、いい感じで年度末の3月を迎えることができました。今回の重賞・チャンピオンカップは、29日に行われるばんえい記念へ向けての重要な前哨戦。しっかり当てて、締めくくりの大一番に臨みたいところです。
昨年のこのレースでは、出走馬の負担重量の軽重差が120キロもありましたが、今年はわずか30キロ。これなら、ほぼ実力どおりに決まると考えていいでしょう。7歳牡馬トリオとフクイズミ、トカチプリティーの争いと見ました。
実力拮抗の7歳牡馬トリオにとって、他馬と同量なのか、10キロ増減されるか、という点は重要な要素。そうするとここは、10キロ貰ったスーパークリントンの出番、ってことになります。同馬は、他の2頭より10キロ軽い荷物を曳いた北見記念に優勝。同量となった帯広記念では3着カネサブラックと差のない4着に入り、ナリタボブサップには先着しているわけですから。単純に考えて、今回は目の前にエサがぶら下がっているようなものですよ。なので、まずはこの馬から馬券を買うことにします。
怖いのは帯広記念に勝ったフクイズミでしょうが、ひょっとしたらこの馬、出走馬に牡牝別以外のハンデ差がある時は苦戦するタイプなのかもしれません。というのも、そういうレースでは、軽量馬が飛ばして逃げ、障害も何とかこなしてしまうことが多く、この馬の追走力と末脚の切れ味では追いつけない展開になりがち、という気がしてきたんです。今回は、同馬より軽量の馬が5頭もいます。ヒロインズカップで先着を許したトカチプリティーとの重量差は、その時より10キロ縮まるとはいえ、フクイズミのほうが重いという状況に変わりはありません。ここはまだ、トカチプリティーのほうが有利と考えたいですね。
ということで、馬券はスーパークリントンを頭に馬単流し。カネサブラック、ナリタボブサップ、トカチプリティー、フクイズミの順で金額にメリハリをつけて買ってみます。押さえは、1着カネサブラック、ナリタボブサップ、2着スーパークリントンの馬単。これで行きましょう!
なにはともあれ、ここに出てきた有力馬には順調にばんえい記念に駒を進めてほしいですね。08年度のばんえい競馬は赤字決算になる見通しで、09年度の開催日程が発表されたとはいえ、その先の存続に関しては予断を許さない状況となりました。関係者の方々の尽力に期待するとともに、ファンのみなさんのより一層のご支援をよろしくお願い致します。では、今回はこのへんで。