ばんえい騎手交流会
自分たちで作ったNPO法人「とかち馬文化を支える会」……だけど、NPO法人って、「会員に利益を還元してはいけない」んだってさ。つまり、会員さんになってもらっても、無料入場券1枚すらあげてはいけないんだって。めんどくさいねぇ。
という訳で、せっかく「支える会」に入会してもらっても何のメリットもないのでは、あまりにも会員さんに対して申し訳ないので、せめての「お楽しみ」として、昨年に引き続き、今年も支える会主催の「ばんえい騎手交流会」を開催しました〜。
元々この交流会は、本情報局でも活躍中の斎藤友香さんが考案してくださったもの。今年は、日程などの関係で帯広に来られない友香さんに代わって、不肖・旋丸が責任者に。
9月12日、帯広競馬場の「ふれあい広場」で夕方から焼き肉パーティーをしよう、と企画立案したまではよかったけれど、出席申込も少ないし、開催当日は朝から雨。天気予報の降水確率も90%だし、どーなることか、と胃がシクシクと痛んで……。
でもね、案ずるより産むが易し、とは正にこのこと。
蓋を開けてみたら、出席者は予想を上回る50名。騎手さんも17名も参加されて、大盛況のパーティーとなったから、やーれ、嬉しや!
開会前から、大口泰史騎手や安部憲二騎手が「ビールがぬるい」と我がままを言い……
旋丸 「ビールはぬるい方がいいの。大体、ビールの本場イギリスではね……」
安部 「ここは日本だもんね〜」
旋丸 「意地悪! べ〜だ!」
などと大騒ぎ。このままのテンションで交流会に突入したから、その後の騒ぎや、推して知るべし。その賑やかなこと、楽しいこと。
交流会風景(写真提供 松井和実氏)
中でも一番盛り上がったのが、「お楽しみ抽選会」。この日のために、騎手の皆さんに「お金で買えないプレゼントを用意してね」とリクエストしておいたのだけれど、破壊的なまでに身勝手なお願いにも関わらず、騎手各位が快く持ち寄ってくださったのが……
細川弘則騎手:1000勝記念マグカップ
鈴木恵介騎手:使用済みゴーグル(サイン入り)
西弘美騎手:2000勝記念絵皿、サイン入りジャンパー
尾ヶ瀬馨騎手:特製サイン入りTシャツ
藤本匠騎手:サイン入りマグカップ
村上章騎手:サイン入りジャンパー
西謙一騎手:50勝記念ボールペン
その他、安部憲二騎手が用意して下さった「勝負服デザイン帽子」などなど(書き忘れた賞品もありそうだけど、忘れてたら提供者の騎手さん、ごめんね)。
細川弘則騎手のサイン入り帽子
西弘美騎手2000勝記念絵皿
さてさて、そんなマニア垂涎の賞品が当たる抽選会。だから盛り上がらないはずもなし。くじを引くたびに歓声が上がり、提供騎手さんと当選者が熱い握手を交わし、賞品にサインを入れてもらい、その間中、安部騎手が吠えまくり……。いやはや、実に、誠に、心底、楽しい楽しい夜が更けていくのでありました。
以上、交流会責任者としては、著しく自画自賛、我田引水の報告となったけれど、しかし、なんである。こんなにも明るくて気取らない交流会ができるのも、ばんえい競馬ならではじゃないかしら?
交流会に協力してくれた騎手部会会長・藤本騎手をはじめとして、プロ顔負けの手つきでビールサーバーからクリーミーな泡たっぷりの極旨ビールを皆さんについでくれた大口騎手、大量のイカを差し入れて下さった大河原騎手、ばんえい競走馬の資質について語ってくださった阿部騎手などなど、皆さん、一様に気さくに、時に真剣にファンをもてなしてくださって、実施者としては感謝感激雨アラレ。
それにね、とにかく、ばんえいの騎手さん達は気さくで面白くて威張らない。だから、ファンとの距離もグッと近いのである。
今回、騎手部会副会長として、実務を全て取り仕切ってくれた安部騎手も、「毎年といわず、季節ごとに交流会するべ! 冬は寒いって? なーんも寒くない! 寒かったら、服、たくさん着ればいいべや!」と、おっしゃってくれていることだし、またまた交流会を開こう、と企む旋丸。
ただし、である。ただし、次回は、遠方からの皆さんも参加できるように、うんと早い時期から告知して行う予定。そうすれば、本州の皆さんも、早割チケットなんぞを使って来帯できるもんね。
告知は「支える会HP」などで行うので、今回参加されなかった皆さんも、次回こそは是非ご参加を! 日頃は決して見られない騎手さんの本当の姿が見られるのよ〜♪