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9月15日(祝・月)のメインは3歳牝馬三冠の第2弾・第32回ばんえいプリンセス賞。200万円条件(650キロ)から3頭、120万円条件(640キロ)から7頭が出走します。
6月15日に行われた一冠目・黒ユリ賞は、障害を先頭で越えたニシキエースが一旦はウィナーナナに先頭を譲ったものの、残り20メートルで差し返すとそのまま突き放して勝利。勝ち馬とほぼ同時に障害をクリアしたウィナーナナ、カネヅル、キタノメイゲツがほぼ横一線で2〜4着に続きました。
この上位4頭で、黒ユリ賞から各馬30キロずつ加増(650キロ)されているなか唯一20キロ増(640キロ)なのがキタノメイゲツ。その一冠目では先行策から真っ先に仕掛ける積極的なレースを披露、その後、自己条件120万円未満で8戦して5連対と好調な近況です。近走手綱を取っていた藤島隆雅騎手から大口泰史騎手への乗替わりで、勝負気配が漂います。
実績から見て相手もニシキエース、ウィナーナナ、カネヅルに絞られそうです。
ニシキエースはメンバー中で唯一、今回の重量を経験している強みがあり、マイペースで運べれば二冠奪取の可能性もあるでしょう。
ウィナーナナは今回の出走馬中で唯一、200万円未満戦での勝ち星があります。牡馬相手の重賞・ばんえい大賞典(8月10日)ではスムーズな障害クリアから一度も止まらずに歩きとおし2、3着馬と僅差の4着と力のあるところを示しました。
カネヅルはきっちり使える末脚が魅力です。馬場水分0.1%以上1.5%未満で4勝(連対率66.7%)の実績はメンバー中トップ。当日は重馬場が予想され、同馬にとって大きな後押しとなるでしょう。
黒ユリ賞では4着馬と5着馬の間には30秒近くのタイム差があり、今回、トップハンデ馬と10キロしか重量差がないのでは下位馬の巻き返しは厳しそう。また同レース不出走組も強調材料に欠ける近況だけに、今回は黒ユリ賞の上位再戦となりそうです。
出走表はこちら
【参考レース】
6/15黒ユリ賞 (勝ち馬:ニシキエース)
7/ 6とかちダービー (2着馬:ウィナーナナ)
8/10ばんえい大賞典 (4着馬:ウィナーナナ)