ニシキユウが重賞2勝目
11日(日)に行われた新設重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)が行われ、2番人気のニシキユウが勝利。一昨年のばんえい大賞典に続く重賞2勝目を挙げました。
道中はスターエンジェルが引っ張る流れも、各馬一団。平均ペースで進んで、第2障害を迎えました。
そのスターエンジェルを先頭に、各馬が登坂開始。トカチプリティーの馬体がグッと上がり、さらにニシキユウも天板まで登り切って、この2頭がほぼ同時に障害をクリアしました。やや遅れてギャンブラークイン、スターエンジェル、プリンセスモモの順で続き、そのうしろからフクイズミも追撃態勢へ。しかし、先行する2頭の逃げ脚は快調。特にニシキユウは残り20メートル付近で先頭に躍り出ると、しっかりとした脚どりでジワジワとトカチプリティーとの差を広げ、半馬身ほど前に出たところでゴールを迎えました。終いに差を詰めたスターエンジェルが3着で、1番人気のフクイズミもよく追い込んだものの4着まで。
これまで世代限定戦や牝馬限定戦で堅実な走りを見せていたニシキユウですが、前走の藤丸カップ(オープン混合)に続く勝利でひと皮むけた印象。終いまで衰えなかった末脚がその証明で、今後もさらにタイトルを積み重ねていくことでしょう。
成績はこちら
映像はこちら
鈴木恵介騎手「前回は尾ヶ瀬馨騎手が乗っていて動きがいいなぁと思っていたので、今回は乗せてもらえてよかったです。軽い馬場が得意なので雨が降ったのもよかったし、(最後はトカチプリティーとの叩き合いになったが)なんとか逃げ切って無理にでもゴールに入れる気持ちでした。今後はハンデを背負って大変ですが、まだまだ活躍できると思います」