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2007年11月25日 アーカイブ

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11/25北見記念回顧

2007年11月25日(日)

5歳世代3頭が上位を独占!

 25日(日)に行われた重賞・北見記念(3歳以上オープン)は、5歳馬ナリタボブサップが優勝。2歳時のホクレン賞(2着)以来、14回目の挑戦で重賞初制覇を果たしました。

 高重量戦とはいえ、馬場水分5.4%ということもあって道中はやや速めのペース。トモエパワーが積極策で馬群を引っ張り、サダエリコ、タケタカラニシキらも前々でレースを進めました。
 第2障害はタケタカラニシキが真っ先に挑戦し、それを合図とするように各馬も登坂開始。最初に登り切ったのはナリタボブサップで、やや遅れてミサイルテンリュウ、スーパークリントン、カネサブラックが続いていきました。残り30メートル付近で、いったんミサイルテンリュウが差を詰めましたが、ナリタボブサップの逃げ脚も軽快。差が詰まりそうで詰まらない展開が繰り広げられ、あれよあれよという間に残り10メートル。結局そのままナリタボブサップが逃げ切り、初タイトルをゲットしました。
 追ってきたミサイルテンリュウは、残り10メートル付近で微妙に脚いろが鈍り、これを追走していたカネサブラック、スーパークリントンの2頭がゴール寸前で交わして2、3着。障害8番手クリアからゴール直前で飛んできたフクイズミが、これらと差のない5着で入線しています。

 前述のとおり、ナリタボブサップは重賞初制覇。障害の巧さには定評がありましたが、しまいにこらえきれず惜敗といったシーンが多々ありました。今回の勝利は、軽めの馬場が味方しての逃げ切りという面も否定はできません。しかし860キロという自身の最高負担重量での勝利は、力をつけている証拠。まだまだ伸びしろがある5歳馬だけに、今後の活躍が十分に期待できそうです。
 カネサブラックは岩見沢記念に続いて2着。高重量でも力を発揮できるようになり、天性のレースセンスの持ち主がいよいよ本格化を迎えたように思われます。それを印象づけるためにも、今後はばんえい十勝オッズパーク杯に続く古馬重賞タイトルがほしいところでしょう。
 スーパークリントンは自身6回目の重賞3着。名バイプレーヤーを名乗るにはまだまだ若く、今後のさらなる成長を期待したいと思います。
 終わってみれば5歳世代3頭が上位を独占。ばんえいの未来図をかいま見た一戦と言えます。

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