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2007年9月18日 アーカイブ

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レース回顧(9/15~9/17)

2007年9月18日(火)

 15日(土)はメインレースに初秋特別(3歳以上430万円未満)が行われ、7番人気のストロングペガサスが優勝。1分30秒を切る高速決着を制しました。
 障害下で息を入れたのも一瞬、各馬いっせいに障害を駆け上がり、ストロングペガサス、ツジノコウフク、ヒロノドラゴン、ミスターセンプーが一団となってこれをクリア。ストロングペガサスが終始1馬身ほどのリードを保ち、そのうしろに3頭が並んだまま残り10メートル。逃げるストロングペガサスの脚いろは快調で、うしろ3頭からはわずかにヒロノドラゴンが脱落。結局そのまま入線してストロングペガサスが勝利。びっしり馬体を併せたままの2着争いは、コンマ2秒差ミスターセンプーが先着し、ツジノコウフクが3着入線という結果になりました。

  16日(日)に行われたのはポテト特別(3歳以上オープン)。ここは3番人気のヤマノミントが制し、今季2勝目を挙げました。
 第2障害はヤマノミントとナリタボブサップが並ぶようにして先頭クリア。この2頭が後続を引き離し、ゴールまで一騎打ちを演じました。結果、終始クビほどのリードを保っていたヤマノミントが先着。2着にナリタボブサップで、障害3番手から流れ込んだスターエンジェルが3着。

 この日の第10レースは南北海道産駒特別(2歳産地限定)が行われ、牝馬のスーパーシャトルが優勝。これで通算成績を5戦4勝とし、新勢力の1頭として名乗りを上げました。

 17日(祝・月)のメインレースは重賞のばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)。このレースはペガサスプリティーが重賞初制覇を果たしました。詳細については別掲のばんえいプリンセス賞回顧をご覧ください。

 この日の最終レースに行われたのは秋天特別(3歳以上360万円未満)。ここは世代重賞で活躍している3歳馬アローファイターが、8番人気の低評価を覆して優勝しました。
 第2障害はホクショウドラゴンが早めに仕掛けましたが、ひと呼吸置いて仕掛けたアローファイターが先頭で越え、ホクショウドラゴン、メダマが続く展開。そこからホクショウドラゴンが脚を伸ばして先頭をうかがう勢いでしたが、アローファイターも必死に脚を伸ばし、2頭が並んでゴール。わずかにコンマ1秒、アローファイターが先着しました。ホクショウドラゴンからコンマ2秒差の3着にはメダマが入線しました。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

9/17ばんえいプリンセス賞回顧

ペガサスプリティー重賞初制覇!

 17日(祝・月)は重賞のばんえいプリンセス賞(3歳牝馬オープン)が行われ、1番人気のペガサスプリティーが優勝。これまで100万~200万クラスで好成績を残してきましたが、今回の勝利で3歳牝馬のトップクラスであることを強く印象づけました。

 道中は軽馬場ということあって淀みない流れ。各馬まったく脚を止めず、横一線のまま第2障害を迎えました。
 ペガサスプリティーとアグリタカラが早めに仕掛けると、それを合図としたように他馬も登坂開始。しかし、先に仕掛けた2頭がひと腰でこれをクリアし、逃げ切り態勢を築きました。各馬も差なく越えて追撃しましたが、前を行く2頭、特にペガサスプリティーの脚いろは確か。残り20メートルを切ってから、さらに脚を伸ばし、井馬アナウンサーの「ペガサスだ、ペガサスだ!」の声とともに、先頭でゴールを果たしました。5、6頭が入り乱れた2着争いは、しぶとく粘ったアグリタカラに軍配。3着にはトモエマツノが入線しました。

 勝ったペガサスプリティーは、これが重賞初制覇。新馬戦で失格となってから、およそ半年後の北見で2戦目を迎えるという変わった経歴の持ち主。そうしたこともあって2歳シーズンは目立たない存在でしたが、3歳5月に牝馬オープンで勝利を挙げて一目置かれるようになりました。重賞初挑戦の黒ユリ賞(6月)では6着と精彩を欠いたものの、その後、このレースを含めて8戦6勝の好成績。今回は好調キープが最大の要因といえるでしょう。今後重量が積まれるうえ、馬場が重くなってどうかですが、父コトブキフウカー(170戦18勝、03年引退)産駒唯一の現役(17日現在)だけに、さらなる活躍を期待したいと思います。
 アグリタカラはバテそうでバテず、2着に健闘。2歳時は牡馬トップクラスと好レースを演じた実績もあり、素質の高さは折り紙付きでした。今回は黒ユリ賞(6月)3着に続く好走で、牝馬戦線では上位の力の持ち主であることを証明しました。

成績はこちら
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