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2007年9月16日 アーカイブ

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9/17ばんえいプリンセス賞予想 矢野吉彦

2007年9月16日(日)

ペガサス、ダイヤ、ヒカルの3頭に魅力

 いよいよ夏のナイター開催もオーラス。3歳牝馬の重賞、ばんえいプリンセス賞がラストを飾ります。ズバッと当てて、秋の競馬に勢いをつけたいですね。

 2月の黒ユリ賞馬ニシキガールと6月の黒ユリ賞馬エリザベスライデン、ばんえい大賞典馬プリンセスモモが格上でしょうが、クラス別にハンデがつけられているここは、そのほかの馬にもチャンスがありそうです。
 なかでも、ここ2戦を連勝してきているペガサスプリティーと、安定した内容のレースを続けているダイヤローズ、さらに6月の黒ユリ賞で2着に健闘、今回は最軽量=620キロの荷物を引くヒカルアサヒあたりがおもしろそう。このうちの1頭を軸にしようと思うんですが、どの馬にも魅力があるので絞りきれずに悩んでいます。どうしましょう?
 ここは、ペガサスプリティーにしてみますか。最近の成績に加え、通算勝利数、騎手との相性などを考えると、3頭の中ではこの馬が一番頼りになりそうなので。馬券は馬複。相手は、エリザベスライデン、トモエマツノ、ヒカルアサヒ、アグリタカラ、プリンセスモモ、ダイヤローズ、ノリノメイチャンの7頭。格より調子の牝馬戦ということで、ここ2戦を大敗している馬を思い切って消しちゃいます。まぁオッズ次第では、前回と同様、枠複総流しでもいいかもしれません。あるいは、名前を挙げた7頭への馬単流しで勝負して、枠複総流しを押さえにするという手もあります。これもオッズとの相談になりますが。
 これでダイヤローズかヒカルアサヒが連に絡んでペガサスプリティーが飛んじゃったら悔しいですね。でも、それはそれで、「いいとこ見てた」ってことであきらめます!
 では、今回はこのへんで。

9/17ばんえいプリンセス賞予想 斎藤修

好調ペガサスプリティーから

 今シーズンから3歳牝馬にも三冠路線ができ、その二冠目となるばんえいプリンセス賞。88年まで重賞で、その後は特別として行われてきたが今シーズンから重賞格上げとなった。
 250万未満のクラスが650キロで、クラスが1つ下がるごとに10キロずつ減となる別定戦。
 650キロがばんえい大賞典を勝ったプリンセスモモと昨年度の黒ユリ賞勝ち馬ニシキガールで、640キロが今シーズン牝馬一冠目の黒ユリ賞を勝ったエリザベスライデン。重賞勝ち馬はこの3頭で、あとは630キロが5頭、620キロが2頭。
 牡馬三冠は、一冠目が別定戦で秋以降に行われる二冠、三冠が定量戦なのと比べ、牝馬は一冠目、二冠目が別定戦なので牡馬三冠より牝馬三冠のほうが獲るのは難しそう。ただ、牝馬の場合は牡馬の三冠にも出られるので、そういう意味では三冠より多くのタイトルを獲る牝馬が出てくるかもしれない。

 「同世代同士の別定戦の重賞ではトップハンデはまず来ない」というのがぼくのセオリーなのだが、このばんえいプリンセス賞は特別で行われた過去5年を見てみると、03年のサダエリコ、04年のエンジュオウカンが、ともに最軽量馬とは40キロもの差のあるトップハンデを負担しながら2着に入ったという実績がある。サダエリコはその前に行われたばんえいオークスとダービーを勝っていて、その後に菊花賞を制し変則三冠馬となった。エンジュオウカンはその後ばんえいオークスとダービーを制し、菊花賞は2着。つまりそれほどの馬でも40キロも差があったら勝つのは難しいということなのだ。
 さて今年は。プリンセスモモとニシキガールが最軽量馬とは30キロ差のトップハンデ。サダエリコやエンジュオウカン級とも思えず、中心には推しにくい。
 一冠目の黒ユリ賞の結果を見ると、620キロのプリンセスモモが7着に負けていて、今回と同じ20キロ軽いペガサスプリティー、アグリタカラ、ダイヤローズ、そして今回は30キロ差になったヒカルアサヒが先着しているのだから、これらは今回もプリンセスモモより先着する可能性は十分にあると考える。
 中心にするのはその中から近5走で4勝と好調のペガサスプリティー。相手には、100万未満のクラスとはいえここ3戦で2、2、1着のダイヤローズ。近走イマイチのヒカルアサヒだが、黒ユリ賞2着があり、今回は最軽量なのが魅力。トップハンデのニシキガールは押さえるが、プリンセスモモ、エリザベスライデンは今回の負担重量では厳しいように思う。
 ◎ペガサスプリティー
 ○ダイヤローズ
 ▲ヒカルアサヒ
 △ニシキガール
 △アグリタカラ
 めずらしく今回は上位3頭が矢野さんと同じ予想になってしまいましたが、さてどうなるでしょう。

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