25日(土)に行われたのはJALツアーズカップ(3歳以上混合500万円未満)。ここは前走の大敗からミスターセンプーが巻き返し、今季5勝目を挙げました。
馬場水分1.1%の数字が示すとおり砂塵がもうもうとするなか、真っ先に障害を越えたのはストロングペガサス。一歩遅れてフクノカミカゼ、ミスターセンプー、ライジングサンと続いていきました。外の2頭フクノカミカゼとミスターセンプーが追撃態勢に入り、グングン先頭との差を縮める展開。逃げるストロングペガサスも必死の抵抗を見せましたが、残り5メートル、馬体の半分がゴール線を越えている状態で、痛恨のストップ。その隙にミスターセンプー、フクノカミカゼが交わしていき、わずかにミスターセンプーが前に出ている状態でゴールイン。障害4番手から追い込んだライジングサンが3着。ストロングペガサスは4着に終わりました。
26日(日)はメインレースにとかちえぞまつ特別(3歳以上オープン)が行われ、1番人気のフクイズミが優勝。ばんえいグランプリ2着に続いての勝利で、復調をアピールしました。
道中はタケタカラニシキが早めのレースを展開。ふた腰で第2障害をクリアし、逃げ込みを図ります。しかし差なくトカチプリティー、そして、ここでフクイズミ。
こうなれば、あとはフクイズミの展開。いつもの末脚を繰り出すとグングン差を詰め、残り30メートルでトカチプリティー、残り20メートルでタケタカラニシキを捉え、あとはゴールまで一直線。重馬場をものともしない切れを見せ、1着でゴールしました。3秒6差の2着にタケタカラニシキが入線。前走の勝利から好調キープのトカチプリティーが3着を確保しました。
27日(月)は十勝あずき特別(3歳以上混合360万円未満)が行われました。ここを制したのは、単勝1.7倍の断然人気に推されたタカラオーシャン。これで10戦連続連対となり、その勢いを見せつけました。
馬場水分は、前日の1.1%からさらに下がって0.8%。各馬障害で苦戦するなか、タカラオーシャンは真っ先に天板に脚をかけ、アオノキセキと並ぶように障害をクリア。しかしその後はアオノキセキ、そして残り20メートルを切ってからはキングシャープに激しく追い上げられる苦しい展開。それでも着実に前に脚を出したタカラオーシャンは、これらを振り切って先頭でゴールを果たしました。2着にキングシャープが入り、アオノキセキが3着を確保しています。