旋丸巴さん、古林英一教授がコラムにも書かれているとおり、ばんえい競馬を支え北海道の馬文化を発信する「とかち馬文化を支える会」の設立総会が、5月17日帯広で行われました。
この「とかち馬文化を支える会」では、帯広競馬場を拠点として情報提供、物品販売、馬とのふれあいイベントなどを行うほか、将来的には帯広での馬学セミナーの開催など学術面での活動も視野に入れています。
現在同会では会員(年会費3000円)を募っており、競馬開催日に申込みを受けつけています。なお遠方で競馬場に足を運べないという方は電話での申し込みも可能です。
お申し込み・お問い合わせは、電話0155-34-0825(競馬開催日の9時40分から17時まで)まで。
ばんえい競馬はもちろん、日本の競馬界全体のことまで考えた初となるこの試みをぜひ応援しましょう。
5月26日(土)のメイン第11レースはシャクナゲ特別(500万円未満)です。
好調馬の揃った一戦となりましたが、ここは、ハヤテショウリキとコマタイショウの2頭に注目です。
5月4日のスーパージョッキー賞では、先頭で第2障害を越えたコマタイショウが、障害を3、4番手でクリアしたハヤテショウリキの追い上げを封じて優勝。逆に5月12日の新緑特別では、第2障害を先頭でクリアしたハヤテショウリキが障害2番手から追走のコマタイショウを抑えて優勝と、開幕から同じレースを戦い1、2着を分け合った両馬。実力的にはほぼ互角で、三たびこの2頭のワンツーになる可能性も十分にあります。
そのほかでは、前走牝馬のオープンで後続をちぎる強い勝ち方をしたイナノプリンセス。昨季はオープン格付けだったライジングサン、昇級初戦のカゲシュウホー、堅実な走りを見せるバンゼンなどが出走します。
5月27日(日)のメイン第11レースはレーシングカップ(オープン)です。
カネサブラックは、今季2戦して重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯1着、前走大雪賞も勝ち馬と僅差の2着と好調です。メンバー構成もここ2戦とそれほど変わらず、また軽い負担重量を得意とする同馬にとって前走から5キロ減の720キロ、他馬とハンデ差なしでレースに臨める今回も引き続き期待して良さそうです。
やはり怖いのはトモエパワー、ばんえい十勝オッズパーク杯ではカネサブラックに敗れ2着でしたが、その後ひと開催空けてこのレースに臨んできました。休養明け2戦目の上がり目も見込めそうです。
勢いならホシマツリ。昨季最終戦からの連勝を3に伸ばし、今回は700万未満からの昇級戦となりますが、いきなり好勝負に期待が持てます。
また、大雪賞でカネサブラックを破ったタケタカラニシキ、前走2着と巻き返した紅一点のトカチプリティーなども侮れません。
5月28日(月)のメイン第11レースはサクラ草特別(430万円未満)です。
ワカテンザンは、今季初戦の500万未満戦を障害2番手から差し切って優勝、自己条件に戻った前走はカゲシュウホー、ライジングサンに惜しくも敗れ3着でしたが、この2頭が500万未満へと昇級したため、このクラスでは実力的に格上なのは間違いのないところ。今回も好勝負が期待されます。
キョクシンオーも今季4戦3勝、2着1回と好調ですが、昨季は旧800万未満で優勝を飾ったほどの実力のある馬。ここは単なる通過点かもしれません。
ほかでは、開幕戦で1着のあとの2戦は惨敗ですが巻き返したいチヨノキング、前走牝馬のオープン戦でイナノプリンセスの3着に健闘したタケトップクイン、また人気薄での好走が目立つストロングペガサスなどにも注目したいところです。