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2007年5月10日 アーカイブ

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馬券おやじは今日も行く(第32回) 古林英一

2007年5月10日(木)

スタートダッシュ!

 今季も無事ばんえい情報局が始まった。まことにもってめでたい限りである。4月30日に小生も勇躍帯広に参上した。競馬場はすっかりお化粧直しされ、とても明るくなった。また、スタンドの建物にはいったところにはグッズ販売&インフォメーションコーナーが設置され、これがまた雰囲気を良くしている。

 GW中の賑わいについては旋丸文豪が先週このコラムに書いておられるので屋上屋を重ねることは避ける。ただ、爺ちゃんも婆ちゃんも父ちゃんも母ちゃんも子供たちもみんなで楽しめる競馬場に様変わりしたことだけをご報告しておきたい。

 さて、シーズン初めは、毎年のことだが馬体重を大きく減らして出走する馬が目白押しである。平地競馬ならシーズン初めはプラス体重で出てくる馬が多いのだが、ばん馬の場合はまったく逆である。

 これはお相撲さんと同じである。シーズン中は、いかにしっかり食って、いかにしっかり運動して、あの隆々たる筋肉を維持していたかということである。いわば、身を削って働くのがサラブレッド、身に筋肉の鎧をまとって働くのがばん馬である。小生なんぞは、はずれ馬券・はずれ車券にまとわりつかれて日々せっせと働いている(ような振りをしている)。

 だが、背後霊のごとく小生にまとわりついていたはずれ馬券の地縛霊はばんえい新生とともに退散したのである。まさに、正直の頭に神宿る、天は我を見放さなさず、日々是精進に努めたお陰であろう。

 4月30日は、2010年度ばんえい記念優勝(予定)馬、ばんえい界不世出の名馬と謳われる(はずの)ミヤビライコウ号(詳細はミヤビライコウ奮戦記をご覧あれ)が新馬戦2着という上々のデビューを果たし、さらに、最終レースでは入澤騎手が9番人気のマルオチャンピオン号で2着という殊勲のレースをしてくれたおかげで旅費まで稼げたのである。入澤騎手を抱きしめて頬ずりしたい気分である(入澤騎手ご本人はされたくないとは思うが)。

 「当たり馬券がどこにも売ってないっ!」と文句を垂れまくる小生に、オッズパークばんえいマネジメントのN氏は「当たり馬券もちゃんと売ってますよ~」と確かに言っていた。が、しかし、正直いって小生は彼を信じていなっかったのだ。だが、新生ばんえいは本当にちゃんと当たり馬券も景気よく売っていることがよくわかった。1日楽しく過ごしておまけに旅費までくれて…。帯広競馬場は、地上の楽園・極楽浄土・王道楽土である。全国津々浦々のばんえいファンの同志諸君、いざ帯広競馬場へ断固結集しようではないか!

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